マニー・パッキャオ「ファン・マヌエル・マルケスとの第4戦はないと思っていた」
ボクシング界を代表するスーパースターのマニー・パッキャオ。12月8日（日本時間12月9日）にファン・マヌエル・マルケスと第4戦を迎える「パックマン」が、1年前に行われた第3戦を振り返り、試合の感想とライバルの印象を語りました。
「勝利で『三部作』を終えたいと思っていたから、ハードなトレーニングを重ねたよ。第3戦に向けて、まずはフィリピンで高地トレーニングをして、トレーナーのフレディ・ローチのワイルドカード・ジムへ移動したんだ。トレーニングを重ねながら『マルケス兄に勝てる』と確信したよ」
「私のほうがマルケス兄より体が大きい。しかも、第2戦を終えてからずっと、私は自分より大きくて力強いボクサーと戦い続けて勝ってきた。だから、第3戦は過小評価してしまった油断があったのかもしれないね」
「第3戦のマルケス兄はいつも通りコンディションが良かったよ。しかも、力強さが増していたんだ。でも、私を痛めつけることはできなかったけどね」とライバルを評価しながら、判定勝ちに終わった第3戦を振り返りました。
「第3戦ですごく驚いたことは、マルケス兄が1ラウンドから私の動きを予想していたことだ。本当にストレスがたまる戦いだったよ。だから、ゲームプランを変更して、攻撃的なボクシングで、自分から攻めることにしたんだ」
「マルケス兄は優れたカウンターパンチャーだよ。でも、私のほうがスピードもパワーもある。作戦変更は上手くいったと思うよ。実際、8ラウンド以降はポイントを取り続けていたんじゃないかな？マルケス兄は私の攻撃に対して、ほとんど反撃してこなかったね」
「第3戦の勝者は判定通り私だと思う。マルケス兄は判定に不満があるみたいだけど、試合の後半、彼はほとんど戦っていなかったからね。私が攻撃に出たことで、試合が成立したんだ。もし私がマルケスと同じボクシングをしていたら、試合が成立しなかったはずだよ」
「勝者は間違いなく私だと思っていた。だから、試合後、控え室に戻って『やっと決着したな。もうマルケス兄と戦う必要はないぞ』って思ったんだ。でも、マルケス兄ともう一度戦うことになったね。とても不思議な感じだよ」
第3戦に関して言うと、管理人はマニー・パッキャオの意見を支持するボクシングファンのひとりです。ファン・マヌエル・マルケスの母国メキシコやアメリカでは「マルケス勝利」を支持する声もありますが、「そんなに接戦じゃなかった気がするけどなあ」と思っています。
そんなこんなで、マニー・パッキャオと同じく、第4戦が決まって、不思議な感じがします。正直に言うと、第4戦が決まったことを知った瞬間「え？第4戦やるの？パッキャオなら、別の対戦相手を選ぶこともできるのになあ」と思いました。
でも、逆に言うと、マニー・パッキャオが第4戦を決めた理由、つまり、モチベーションは「完全KO決着」しかないと思うんです。スーパースターにしかわからないプライドや境地があるのだと思います。だからこそ、マニー・パッキャオは禁断の試合を選んだんじゃないかな？
そんなわけで、第4戦が近づくにつれて、モリモリとテンションが上がってきました！マニー・パッキャオもファン・マヌエル・マルケスもKO宣言をしているので、壮絶な試合の末、どちらかがリングに沈みそうですね。KO決着の予感漂う禁断の第4戦まで1週間を切りました！
マニー・パッキャオ対ファン・マヌエル・マルケス過去3試合のレビュー
| 2011年11月 | 運命の最終決戦！マニー・パッキャオ対マルケス兄の第3戦 |
| 2008年03月 | 4年越しの再戦！マルケス兄とマニー・パッキャオのリマッチ |
| 2005年04月 | 宿命の初対決！マニー・パッキャオ対マルケス兄（前編） |
| キャリア | |
| テレビ視聴 | 12月9日（日）正午からWOWOWで生中継。視聴の詳細は「WOWOW公式サイト |
｜