スーパーライト級8回戦
元NABO北米 ライト級チャンピオン |
アンソニー・ピーターソン(アメリカ) 戦績:31戦30勝20KO1敗 |
元NABO北米スーパー フェザー級チャンピオン |
ダニエル・アッター(ナイジェリア) 戦績:36戦26勝9KO8敗1分1無効試合 |
アンソニー・ピーターソン対ダニエル・アッターの試合内容
兄弟世界チャンピオンを狙うアンソニー・ピーターソンとベテランのダニエル・アッターが激突するスーパーライト級8回戦。注目は、アミール・カーンを撃破して悲願の世界タイトル奪取に成功したレイモント・ピーターソンの弟、アンソニー・ピーターソンですね。
2010年9月、世界タイトル挑戦者決定戦でブランドン・リオスに無念の反則負けを喫したアンソニー・ピーターソン。プロ初黒星から1年以上のブランクを経て、リングへ戻ってきました。兄弟世界チャンピオンの夢を追いかけるアンソニー・ピーターソンは再起戦を白星で飾れるでしょうか?
試合は、再起に向けて気合い十分のアンソニー・ピーターソンがダニエル・アッターにプレッシャーをかけて、左ジャブから右ストレートを狙う展開で始まります。一方、サウスポーのダニエル・アッターはボディーワークとフットワークを使ってパンチを回避しながら、カウンターを狙う作戦のようです。
1ラウンド中盤、アンソニー・ピーターソンがダニエル・アッターをロープに詰めて強烈なボディーブローを連打します。体が柔らかく、抜群のボディーワークを誇るダニエル・アッターですが、ボディーを連打されると苦しいですね。
「アッターはピーターソンのプレッシャーをかなり感じているみたい。ピーターソンはディフェンスの上手いアッターからダウンを奪うことができるかな?」と興味津々の管理人。アンソニー・ピーターソンは、まずボディーでダニエル・アッターのフットワークを止めて、それから顔面へパンチを打ち込む作戦のようです。
試合は中盤以降もアンソニー・ピーターソンがダニエル・アッターを後退させる展開が続きます。アンソニー・ピーターソンがダニエル・アッターをロープに追い詰めてパンチを連打する場面が何度かありましたが、ダニエル・アッターが決定打をもらう前に脱出。ダニエル・アッターがあと一歩のところで踏みとどまっていますね。
試合はこのままアンソニー・ピーターソンのペースで進み、8ラウンド終了のゴングが鳴り響きます。結果は3人のジャッジすべてがフルマークでアンソニー・ピーターソンを支持。アンソニー・ピーターソンが大差の判定勝ちで再起戦に勝利しました。
悲願の世界タイトル挑戦を狙うアンソニー・ピーターソンがベテランのダニエル・アッターを圧倒した試合でしたね。ダニエル・アッターが高いディフェンス技術を誇るボクサーなので、倒し切ることはできませんでしたが、アンソニー・ピーターソンの動きは良かったと思います。
兄のレイモント・ピーターソンが世界チャンピオンに君臨し、あとは弟の戴冠を待つばかり。激戦区のスーパーライト級を舞台に兄弟同時世界チャンピオンの偉業が達成される日は訪れるのでしょうか?ピーターソン兄弟の動向に今後も注目ですね。
アンソニー・ピーターソン対ダニエル・アッターの試合結果
試合結果 | アンソニー・ピーターソンが8ラウンド3-0の判定勝ち。 【公式ジャッジの採点結果】
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