フレディ・ローチ「メイウェザー攻略のカギはパッキャオの右のパンチ」

ボクシング史上2人目の6階級制覇を達成した「アジアの英雄」マニー・パッキャオ。2012年6月9日（日本時間6月10日）にティモシー・ブラッドリー戦を控えるマニー・パッキャオは、2012年5月、ミゲール・コットに判定勝ちを飾ったフロイド・メイウェザーと最強の称号「パウンド・フォー・パウンド」を二分しています。

何度も実現に向けて動き出し、そのたびに夢と散ったパウンド・フォー・パウンド対決。世界中のボクシングファンが夢見るドリームマッチを前に、マニー・パッキャオの師匠でトレーナーのフレディ・ローチが「リング・マガジン」の公式サイトで一足早いフロイド・メイウェザー対策について語りました。

【Photo:The Ring Magazine】

「パッキャオがメイウェザーを倒せるかって？もちろん、倒せるよ。メイウェザーに勝つためには、全ラウンドすべての時間で彼を圧倒しなければならない。パッキャオは、その作戦を実行できる唯一のボクサーだよ」と愛弟子の勝利を宣言しました。

「メイウェザーに対抗するためには機敏な動きが不可欠だ。休む暇なく常に動き続けて、メイウェザーにペースを握らせちゃダメだ。そして、パッキャオにコンビネーションを打たせることが大切。サウスポーが苦手なメイウェザー対策として、右のパンチがカギになるだろうね」と鉄壁のディフェンスを誇るフロイド・メイウェザー対策について語りました。

【Photo:The Ring Magazine】

おしまいに、フレディ・ローチは「メイウェザー対コットの試合は観てないんだ。今はメイウェザーのとらえどころのないディフェンスがリングの中より外で注目されているね。でも、それは彼が選んだ道だよ」と6月1日に収監予定のライバルに強烈な「口撃」を叩き込みました。

世界中のボクシングファンが期待する夢のメガマッチ。ミゲール・コットに勝利した後、リングの上でインタビューを受けるフロイド・メイウェザーが「ファンがのぞむ試合をしようぜ」と再び対戦を呼びかけたことで、「パウンド・フォー・パウンド対決」は新たな展開をみせるのでしょうか？すべては6月9日（日本時間6月10日）のティモシー・ブラッドリー戦の後、明らかになります。

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