無敗のティモシー・ブラッドリーはファン・マヌエル・マルケス戦をクリアできるか?
無敗のティモシー・ブラッドリーは百戦錬磨のファン・マヌエル・マルケスを撃破することができるでしょうか?WBO世界ウェルター級チャンピオンのティモシー・ブラッドリーが10月12日(日本時間10月13日)に開催されるファン・マヌエル・マルケス戦の意気込みを語りました。
「最初に言っておきたいことは、12日はオレが勝つってことだ。3年前からずっとマルケスと対戦することを希望してきた。やっと願いがかなうんだ。マルケス戦は、オレが世界でベストなボクサーのひとりだってことを証明する試合になる。必ず勝って、世界中のファンに実力を証明するよ」
ティモシー・ブラッドリーらしい強気なコメントですね。無敗の快進撃を続けるティモシー・ブラッドリーはスーパーライト級、ウェルター級の2階級を制覇。マニー・パッキャオ、デボン・アレキサンダー、レイモント・ピーターソンをはじめ、強豪を次々と撃破した実力者です。
【Photo:Showtime】
特に、2012年6月のマニー・パッキャオ戦で手にした大金星は、ティモシー・ブラッドリーの名前を世界に広めるターニングポイントになりました。試合は、論議を呼ぶ判定勝ちだったのですが、マニー・パッキャオに7年ぶりの黒星をつけたボクサーとして、あらゆるメディアで取り上げられるようになります。
マニー・パッキャオに勝ったことで、注目度を高めたティモシー・ブラッドリーは2013年3月、ルスラン・プロボドニコフと対戦。壮絶な打ち合いの結果、判定勝ちを手にしましたが、マニー・パッキャオ戦に続き「ブラッドリーが負けていたのでは?」という声も多い大接戦でした。
ルスラン・プロボドニコフ戦のティモシー・ブラッドリーは「知名度はオレのほうが圧倒的に上。パッキャオ戦の風評被害から解放されるため、ファンが喜ぶ試合で勝たなきゃ」って、気持ちが強かったはずです。ルスラン・プロボドニコフ戦の作戦はアウトボクシングだったと思うのですが、無意識のうちに打ち合った結果、KO負け寸前のフラフラ状態になる場面もありました。
マニー・パッキャオ戦はアウトボクシングに徹し、ルスラン・プロボドニコフ戦は打ち合いに巻き込まれたティモシー・ブラッドリー。百戦錬磨のファン・マヌエル・マルケス戦はどんな作戦で勝負するのでしょうか?ティモシー・ブラッドリーが掲げる「オレはベストボクサーのひとり」を証明するため、ファン・マヌエル・マルケスは申し分のない相手ですね。楽しみだなあ。