敵地へ乗り込むミッケル・ケスラー!タフな強打者のカール・フロッチに連勝なるか?
イギリスに乗り込む「バイキング」が高らかに連勝宣言です!WBA世界スーパーミドル級チャンピオンのミッケル・ケスラーが5月25日(日本時間5月26日)に再戦するIBFチャンピオンのカール・フロッチの強さの秘密と敵地で戦う意気込みについてコメントしました。
「ケスラー対フロッチの再戦は世界中のボクシングファンが待ち望んだリマッチだと思うよ。みんなの期待を肌で感じるんだ。フロッチも私も相手を一撃で沈めるパワーがある。クリンチが少ない一瞬たりとも目が離せない試合になるはずだよ」
「フロッチと初めて対戦した3年前、すごく驚いたことは彼のリーチの長さなんだ。長い距離からパンチを打ち込むことができて、しかも、パンチが重い。でも、3年前の経験があるから大丈夫。リーチの長さやパワーは、フロッチのアドバンテージにならないね。必ず勝つよ」
ミッケル・ケスラー対カール・フロッチの初戦は2010年4月。ミッケル・ケスラーの母国デンマークで行われ、壮絶な死闘の末、ミッケル・ケスラーが判定勝利を飾りました。大激闘の初戦から3年。ヨーロッパで絶大な人気を誇る激戦区のチャンピオン対決に胸が高鳴ります。
【Photo:The Ring Magazine】
個人的に、ダイレクトリマッチより少し時間を空けたリマッチのほうが好きなので、ミッケル・ケスラー対カール・フロッチの再戦はめちゃめちゃ楽しみです!3年の「熟成期間」を経て、両雄の技量に差が生まれたのかどうか、めっちゃ興味深いですね。初戦が大接戦だったので、特に楽しみなんですよ。
ミッケル・ケスラーにとって、カール・フロッチの母国イギリスへ乗り込む今回の再戦は、いろんな意味で初戦よりタフな試合になることが予想されます。しかし、デンマークが誇る「孤高のバイキング」は全く臆することがありません。
「私は世界のどこで誰とでも戦う覚悟があるんだ。真の世界チャンピオン、真の戦士がすべきことだと思っているからね。そういう意味で、フロッチも真の戦士だよ。初戦は私の母国で戦った。だから、再戦は彼の母国で戦うことがフェアだね。イギリスのファンが沈黙する瞬間が訪れるはずだよ」
ミッケル・ケスラーは管理人が熱烈に応援している「クアトロ・ファンタスティコ(ファンタスティック・フォー)」のひとり。リングに「美しい緊張感」を運んでくるスタイリッシュな攻防兼備のボクシング、その「美しい緊張感」を一瞬で「歓喜と熱狂」に変える瞬間の美学が大好きです。
一方、カール・フロッチは管理人が選ぶ「最も過小評価されているボクサー」です。ボクシングの基本に忠実なミッケル・ケスラーと対照的で「型にはまらないタイプ」。一見すると、バランスが悪く「不格好」に思えるのですが、実戦派のめちゃめちゃタフなファイターです。
パワーがあって、当て勘が抜群!実は、ディフェンスもめっちゃうまいです。目で見切り、相手がラッシュを仕掛けてくる前に、攻撃へシフトして連打を許しません。ミッケル・ケスラーにとって、タフな再戦になることは間違いありませんね。
初戦から3年が経過した今もなお超激戦区スーパーミドル級のトップに君臨するミッケル・ケスラーとカール・フロッチ。敵地に乗り込む「孤高のバイキング」は円熟味を増した「イギリスのコブラ」を退治することができるでしょうか?名勝負の予感ただよう至高のリマッチです!
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