サウル・アルバレスのボクシングに自分を重ね合わせるフロイド・メイウェザー

全勝のベテランが無敗の若きスーパースターを絶賛です！5階級制覇チャンピオンの「天才」フロイド・メイウェザーが9月14日（日本時間9月15日）に対戦する「メキシコの至宝」サウル・アルバレスの印象を質問され、賞賛するコメントを発表しました。

「オレはカネロ（アルバレスのニックネーム）をリスペクトしているよ。だって、ヤツはオレのファンなんだ。みんな忘れがちだけど、肝心なことだね。カネロは『L字ブロック』を使うだろ？ノーガードで戦うことも好きだ。カネロのボクシングを見れば、オレのスタイルを取り入れていることは一目瞭然さ」

冗談とも本気とも受け取れる「天才」の発言。「フロイド・メイウェザーの後継者」と言えば、ボクシングだけでなく、トークやファッションを完璧にコピーしたエイドリアン・ブローナーが有名です。でも、フロイド・メイウェザー本人はサウル・アルバレスがお気に入りなんですよ。

【Photo:Showtime】

もちろん、単純に「天才は赤毛がお好き」なわけじゃありません。お得意の「対戦相手をまず持ち上げて、やっぱりオレ様が一番」の「フロイド・メイウェザー劇場」の始まりです。ここ数年は、フロイド・メイウェザーの「鉄板」になっていますね。

「カネロは目に前に立ちふさがるライバルを次々と打ち倒してきた。お年寄りのシェーン・モズリーやカルロス・バルドミールを一方的に攻め立てたっけ。本調子じゃないミゲール・コットに勝ったオースティン・トラウトも王座統一戦で撃破したね。感心する試合ばかりだ。カネロ、きみのことを誇りに思うよ」

若きスーパースターを挑発するボクシング界のスーパースター。「絶口調」なフロイド・メイウェザーに死角はあるのでしょうか？しかしまあ、マイクパフォーマンスとセルフプロデュースは相変わらずめっちゃうまいですね。ザ・ロック（ドウェイン・ジョンソン）に匹敵するクオリティかも。いろんな意味で「天才」だなあ。

フロイド・メイウェザーとサウル・アルバレスのキャリア