1年2か月ぶりの再起戦！2連敗のアンドレ・ベルトは復活をアピールできるか？

王座返り咲きを目指す強打者が1年2か月ぶりにリングに戻ってきます！肩の手術を決断し、長期休養をしていたアンドレ・ベルトが9月6日（日本時間9月7日）に再起戦を行うことが決定。対戦相手は未定ですが、エイドリアン・ブローナーやルーカス・マティセと同じイベントに登場します！

パワーとスピードを兼ね備えたアンドレ・ベルトは、激戦区ウェルター級で2度の王座獲得を成し遂げた好戦的なボクサー。全勝のまま世界タイトルを獲得し、順調にスーパースターの道を突き進んでいましたが、最近は4戦1勝3敗と負けが増え、勢いが失速していました。特に、2013年7月のヘスス・ソト・カラス戦の12ラウンドTKO負けは痛恨の黒星でしたね。

ヘスス・ソト・カラス戦のあと、手術を決断した30歳のアンドレ・ベルト。キャリアで最も大切な時期をリハビリに費やし、実戦から遠ざかることになってしまいました。万全のコンディションでリングに戻ってくることを最優先した人気ボクサーは、再起戦のリングで復活を高らかに宣言し、激戦区のトップ戦線をかき回すことができるでしょうか？

「正直な気持ちを告白すると、リハビリは精神的にすごくつらかったよ。でも、長期休養することで、自分のことやボクシングというスポーツをより深く知ることができたんだ。ケガをしたことで、自分のボクシングにどんな変化が必要なのかをきちんと考える時間が持てたことはよかったと思うよ。新しいアンドレ・ベルトを披露できる9月6日が楽しみだね」

アンドレ・ベルトと言えば、パンチと動きのスピードを駆使した攻撃的なボクシングが持ち味です。アンドレ・ベルトの試合は「いつ終わるかわからない緊張感」が最高ですね。一方で、攻撃重視のボクシングの代償として、最近はクリーンヒットをもらう場面が増え、ダウンするシーンやグロッキーになってしまうシーンが目立つようになりました。

そんなこんなで、アンドレ・ベルトは「打たせずに打つボクシング」を復活のポイントに考えていて「どうやって被弾を被弾を回避しながら、有利に試合を進めていくか」のゲームプランを最優先する練習に取り組んでいるそうです。アンドレ・ベルトの長所を考えると、攻撃を続けることが守備の役割も果たす可能性は十分に考えられます。逆に、ガードを使う守備も考えられそうですね。

再起戦が行われる翌日の9月7日は、アンドレ・ベルトの31歳の誕生日です。攻撃的なボクシングで激戦区ウェルター級の頂点に君臨したアンドレ・ベルトは1年2か月ぶりの再起戦で復活をアピールし、31回目の誕生日に華を添えることができるでしょうか？アンドレ・ベルトのコンディションとボクシングの変化に注目しながら再起戦を楽しみたいです。対戦相手は誰になるんだろう？