サバイバルマッチ!ティモシー・ブラッドリー対ディエゴ・チャベスが正式決定
ウェルター級トップ戦線の生き残りをかけた正念場の戦いです!2階級制覇の実績を誇るティモシー・ブラッドリーと暫定タイトルを獲得した経験を持つディエゴ・チャベスが12月13日(日本時間12月14日)に対戦することが正式に発表されました。決戦の舞台はラスベガスです!
よいしょ!最激戦区ウェルター級で繰り広げられるティモシー・ブラッドリーとディエゴ・チャベスのサバイバルマッチ。連敗が「大きな後退」を意味するウェルター級で、どちらにとっても絶対に勝ちたい再起戦です。いろんな展開が頭に浮かぶ、めちゃめちゃ楽しみなマッチメイクですね。
スーパーライト級とウェルター級の2階級制覇を成し遂げたティモシー・ブラッドリーは、パワフルな連打と軽快なフットワークを兼ね備えたエネルギッシュなボクサーです。2012年6月にマニー・パッキャオを撃破し、一躍スターの仲間入りを果たしました。ところが、2014年4月の再戦で12ラウンド判定負け。新旧交代が期待された大一番でプロ初黒星を喫してしまいました。
【本調子のティモシー・ブラッドリーは手がつけられない強さがありますね】
一方、全勝で暫定タイトルを獲得した実績を誇るディエゴ・チャベスは、母国アルゼンチンで絶大な人気を誇る好戦的なファイターです。アメリカへ乗り込み、念願のビッグマッチのチャンスを手にしたのですが、キース・サーマンにKO負けでプロ初黒星、ブランドン・リオスに反則負けを喫してしまいました。ティモシー・ブラッドリー戦で、悪い流れを断ち切りたいですね。
実績を考えると、ティモシー・ブラッドリーを有利と予想する声が多いと思うのですが、ディエゴ・チャベスは、ティモシー・ブラッドリーをKO寸前に追い込んだルスラン・プロボドニコフを器用にしたタイプなので「チャベスはパワーだけじゃなくて、パンチを当てる技術もすごいよ。打ち合いに巻き込まれると、ブラッドリーはかなりハイリスクな戦いになるかも」と考えています。
最近、ティモシー・ブラッドリーの元気のなさが気になると言いますか、躍動感のあるエネルギッシュなボクシングがちょっぴり影を潜めている感じがするので、ティモシー・ブラッドリーの「今の強さ」を知る指標として、ディエゴ・チャベスは理想的な相手かもしれませんね。左ジャブとフットワークを駆使しながら、パワフルな連打で主導権を握る戦いができるかな?
王座返り咲きを目指す2人の元チャンピオンが激突する正念場のサバイバルマッチ。再起戦で勝利を飾り、復活をアピールするボクサーは、スピードとテクニックのティモシー・ブラッドリーでしょうか?パワーとタフネスのディエゴ・チャベスでしょうか?壮絶な打撃戦とミスが勝敗を分けるジリジリした心理戦のどちらも想像できる楽しみな対戦です!