ボクシング界の頂点を目指すゲンナディ・ゴロフキンが描く2015年のビッグマッチは?
快進撃は2015年も加速するのでしょうか?WBA世界ミドル級チャンピオンのゲンナディ・ゴロフキンが2015年2月21日(日本時間2月22日)にマーティン・マレーと対戦する13度目の防衛戦に向け、マーティン・マレーの印象を交えながら、飛躍が期待される2015年の展望を語りました。
「マレーがミドル級を代表するタフなボクサーだってことは間違いないよ。セルヒオ・マルチネスに敵地アルゼンチンで12ラウンド判定負けを喫したけど、すばらしい内容だったね。唯一の黒星も決して悪い内容じゃないんだ。油断はできないよ。でも、マルチネスが苦戦したマレーをKOするチャンスがあることがうれしいんだ。ファンのみんなが楽しめる試合にしたいね」
「何度も言っているように、2015年に最も対戦したいボクサーはミゲール・コットだよ。もちろん、カネロ(サウル・アルバレス)やフリオ・セサール・チャベス・ジュニアとも戦いたい。でも、チャベス・ジュニアと交渉したけど、彼は私と戦いたくないみたいなんだ。コットとカネロのほかに、カール・フロッチとも戦ってみたい。誰と戦ってもエキサイティングな試合になると思うよ」
【打たれても打ち返す!ゲンナディ・ゴロフキンの驚きの一撃です】
おおお!ゲンナディ・ゴロフキンの「誰とでも戦うよ」という意気込みが伝わってくるコメントですね。WBA世界ミドル級チャンピオンに君臨するゲンナディ・ゴロフキンはボクシング界を代表するKOアーティスト。12連続KO防衛に成功していて、9割以上のKO率を誇ります。
一方、暫定タイトルを手にした経験を持つマーティン・マレーは鉄壁のガードと強じんなフィジカルを誇る攻防兼備のタフガイ。体格の大きさだけを比較すると、ゲンナディ・ゴロフキンに比べて、マーティン・マレーがひと回りくらい大きくて「ごつい」印象です。
ゲンナディ・ゴロフキンがマーティン・マレーを撃破し、防衛に成功すると、ゲンナディ・ゴロフキンが対戦を希望するボクサーとのビッグマッチがいよいよ実現しそうな雰囲気です。管理人は、ミゲール・コットの大ファンなので、ゲンナディ・ゴロフキン対ミゲール・コットが最も観戦したいカードですが、ゲンナディ・ゴロフキン対カール・フロッチもたまりませんね。
ゲンナディ・ゴロフキンが、カール・フロッチやフリオ・セサール・チャベス・ジュニアのような攻撃重視のボクサーと戦ったときに「押しきれるのかな?」というポイントはすごく興味深いです。素人ファンの印象で恐縮ですが、ゲンナディ・ゴロフキンは下がったときのディフェンスがうまいタイプじゃない気がするので、後退してしまうと、一気に打ち込まれそうなイメージが浮かびます。
過去の対戦相手は、ゲンナディ・ゴロフキンと向き合ってプレッシャーに押しつぶされちゃいました。でも、カール・フロッチとフリオ・セサール・チャベス・ジュニアは体格的なアドバンテージがあって、しかも、強豪との対戦経験が豊富なので、プレッシャーだけでは下がらないと思うんですよ。「もうひとつ先のゴロフキンを知りたいなあ」という意味で、楽しみなマッチメイクです。
なお、ゲンナディ・ゴロフキンは「今後はアメリカを主戦場にしたい。でも、ヨーロッパで応援してくれるファンもたくさんいるので、ヨーロッパでも試合を続けたいね」とアメリカをメインに世界を転戦するプランを表明しています。ゲンナディ・ゴロフキンの攻撃がボクシング界を盛り上げる起爆剤になっていることは間違いないので、2015年も激しく期待したいです!