バーナード・ホプキンスとセルゲイ・コバレフが11月に王座統一戦で激突へ

夢の王座統一戦は新しい伝説を打ち立てる記念日になるのでしょうか？WBAとIBFの2本のベルトを持つ世界ライトヘビー級チャンピオンのバーナード・ホプキンスとWBOチャンピオンのセルゲイ・コバレフが王座統一戦の実現に向けて、最終交渉に入っていることを発表しました。ライトヘビー級の頂点に君臨する2人の人気ボクサーがいよいよ激突です！

バーナード・ホプキンス対セルゲイ・コバレフの王座統一戦は、すでに水面下で合意に達していて、開催日は11月8日（日本時間11月9日）、試合を中継するテレビ局はHBOに決定しています。開催地がまだ決定していないのですが、今のところ、ニューヨークのバークレイズセンターか、ニュージャージーのボードウォークホールのどちらかで開催されることが濃厚です。

2団体のベルトを統一するバーナード・ホプキンスは、ボクシングの歴史に残る数々の大偉業を成し遂げた「戦う伝説」。数年前と比べて、試合間隔が短くなっている事実が衝撃的で「モチベーションの高さとコンディションの良さの証明だね。引退するまでチャンピオンでいてほしい」と応援せずにいられません。49歳になった今も第一線で戦い続ける「ミスター・アンビリーバブル」です。

一方、WBOチャンピオンに君臨するセルゲイ・コバレフは攻撃的なボクシングでKO勝利を積み重ねる「ロシアの破壊神」。王座統一戦、ビッグマッチを熱望していた無敗チャンピオンが「戦う伝説」バーナード・ホプキンスと対戦するチャンスをつかみました！セルゲイ・コバレフはバーナード・ホプキンスの伝説を破壊し、新時代の到来を宣言できるでしょうか？

ライトヘビー級は、素人ファンが最も注目している熱すぎる階級です。何に注目しているかと言うと、王座に君臨する4人の世界チャンピオンの年齢！WBAスーパーとIBFのタイトルを統一するバーナード・ホプキンスが49歳、WBAチャンピオンのユルゲン・ブレーマーが35歳、WBCチャンピオンのアドニス・スティーブンソンが36歳、WBOチャンピオンのセルゲイ・コバレフが31歳です。

もしバーナード・ホプキンスがセルゲイ・コバレフに勝って、3団体統一チャンピオンになると、ライトヘビー級の世界チャンピオンの平均年齢が40歳を超えるんです！ボクシングというタフなコンタクトスポーツで信じられない記録が誕生するかもしれません。世界チャンピオンの平均年齢が40歳を超える瞬間は、後にも先にも、今回だけだと思うので、めっちゃ楽しみです！

ライトヘビー級がめちゃめちゃ熱い理由は、間違いなくバーナード・ホプキンスがいるからです。バーナード・ホプキンスは2015年1月に50歳の誕生日を迎えるんですけど、変な話、防衛戦をしなければ、確実に「50歳の世界チャンピオン」が誕生します。でも、バーナード・ホプキンスは50歳を迎える前に再びリングで戦うことを選びました。しかも、王座統一戦です。男前すぎるでしょ！

セルゲイ・コバレフを応援している皆さん、ごめんなさい。バーナード・ホプキンス対セルゲイ・コバレフに限って言うと、素人ファンはバーナード・ホプキンスを激しく応援します。バーナード・ホプキンスが、またひとつ信じられない偉業を達成する瞬間を目に焼きつけたい！49歳の「戦う伝説」が選んだ夢の王座統一戦。不可能と思われた歴史的な記録がまたひとつ誕生するかもしれません。