夢のメガマッチへ！アミール・カーンが語るデボン・アレキサンダー戦の重要性

真価が問われるサバイバルマッチです！最激戦区ウェルター級でビッグマッチを目指すアミール・カーンが12月13日（日本時間12月14日）に対戦するデボン・アレキサンダーの印象を語りながら、世界中のボクシングファンが注目するサバイバルマッチに向けた意気込みを激白。夢のフロイド・メイウェザー戦を実現するため、絶対に負けられない大一番です！

「アレキサンダーと対戦する話はスーパーライト級時代にも何度かあったんだ。ウェルター級で対戦することが決まり、避けられない対戦だったんじゃないかと思うよ。ファンのみんなが好試合になることを期待してくれているように、私もすばらしい試合になることを期待しているんだ。アレキサンダーも同じ気持ちじゃないかな？」

「アレキサンダーはサウスポーで、動きのスピードもパンチのスピードもすばらしいね。でも、前回のルイス・コラーゾ戦で証明したように、サウスポーは苦手じゃないよ。アレキサンダーに勝てば、メイウェザー戦が見えてくるんだ。アレキサンダー戦に集中して、必ず勝つよ。チャンスがあれば、KOを狙いたい。ファンのみんなが納得してくれる勝利を目指すよ」

12月8日に28回目の誕生日を迎える「イギリスのキング」アミール・カーンは「パウンド・フォー・パウンド・キング」フロイド・メイウェザーの次戦の対戦候補にリストアップされているスピードスターです。スーパーライト級時代は世界タイトルを獲得しましたが、ウェルター級は無冠。実力者のデボン・アレキサンダーに勝利して、存在感をアピールしたいところです。

アミール・カーンと対戦するデボン・アレキサンダーは、スーパーライト級、ウェルター級の2階級制覇を達成したサウスポーのテクニシャン。アミール・カーンと同じく、スピードが持ち味で、世界チャンピオン返り咲き、フロイド・メイウェザー戦の絶好のアピールチャンスに燃えています。左右の構えこそ違いますが、ボクシングの持ち味と置かれている立場が似ている両雄の激突ですね。

イギリスを中心に絶大な人気を誇るアミール・カーンは商業的な魅力も大きく、過去に何度かフロイド・メイウェザーの対戦候補に浮上しました。実際、フロイド・メイウェザーが2014年5月に対戦するボクサーの最有力候補は、アミール・カーンだったんです。でも、最後の最後で、マルコス・マイダナに追い抜かれ、夢のフロイド・メイウェザー戦を実現することはできませんでした。

さらに、フロイド・メイウェザーから「カーンはウェルター級の実績がないだろ？オレに挑戦したかったら、もっともっとアピールする材料がないとダメだ。ラスベガスのファンはシビアだぜ」と突き放されてしまいます。そんなこんなで、アミール・カーンは、フロイド・メイウェザーが実力を高く評価しているデボン・アレキサンダーにオファーし、両雄が拳を交えることになりました。

アミール・カーンのポテンシャルを考えると、すでにスーパースターになっていてもおかしくないと思います。ただ、ブレイディス・プレスコットに1ラウンドKO負けを喫したプロ初黒星がトラウマになっているのかな？大事に大事に戦いすぎて、逆に戦況を悪くしてしまう弱気なボクシングが見え隠れする試合が目立ちます。対戦相手が強いので、押しきれない部分もあると思うんですけどね。

そんなこんなで、デボン・アレキサンダー戦は、アミール・カーンの思いきりの良さに注目したいです。時間をかけてウェルター級の体を作り、2階級制覇の準備はできていると思うんですよ。実力も才能も申し分ないです。あとは、結果を残すだけ。手数で攻め込む「自信満々のキング」を見てみたいなあ。夢のチケットをかけた真価が問われるサバイバルマッチです！