全勝のカール・フランプトンはアレハンドロ・ゴンサレス・ジュニアをKOできるか?
アメリカ初上陸で強烈なインパクトを残せるでしょうか?IBF世界スーパーバンタム級チャンピオンのカール・フランプトンが7月18日(日本時間7月19日)に対戦するアレハンドロ・ゴンサレス・ジュニアの印象を交えながら、アメリカ初参戦となる注目の防衛戦に向けたコメントを発表しました。
「ゴンサレス・ジュニアは決して簡単な挑戦者じゃないよ。でも、防衛する自信はあるんだ。もちろん、初めて海外(アメリカ)で試合をするわけだから、勝つだけじゃなくて、ファンの記憶に残る勝利が必要だね。アメリカで防衛戦をする理由はシンプルなんだ。世界で認められるスーパースターになりたいからだよ。まずは、私の強さを全米ファンにアピールしたいね」
IBF世界スーパーバンタム級チャンピオンに君臨するカール・フランプトンは全勝の快進撃を続ける北アイルランド出身のスーパースター候補。20戦のキャリアをすべてイギリスで戦ってきましたが、ビッグマッチを希望する28歳のスーパースター候補は初めてイギリスを飛び出し、ボクシングの本場アメリカのリングへ上がります。コメントに自信が満ちあふれていますね。
一方、挑戦者のアレハンドロ・ゴンサレス・ジュニアは、元世界チャンピオンの父を持つ22歳のメキシカン。プロのキャリアで黒星はわずかに1つだけで、イギリスで絶大な人気を誇るカール・フランプトンから悲願のタイトル奪取を狙います。カール・フランプトンにとっても、アレハンドロ・ゴンサレス・ジュニアにとっても、めちゃめちゃ注目度の高い試合ですね。
カール・フランプトン対アレハンドロ・ゴンサレス・ジュニアに限って言うと、ポイントは「全米デビューを果たすフランプトンが、ゴンサレス・ジュニアをKOできるか?」で間違いないと思います。カール・フランプトン対アレハンドロ・ゴンサレス・ジュニアはメキシコ系ファンが多いテキサス州エルパソで開催され、カール・フランプトンは完全にアウェイです。
そんなわけで「イギリスでファンの大声援を受けて戦ってきたフランプトンが初めての完全アウェイ開催で実力を発揮できるかな?メンタルの強さも試される防衛戦なんで、めっちゃ楽しみだね。いつもと変わらないボクシングができれば、フランプトンが強烈なインパクトを残す確率が高いと思うけど、さあ、どうだろう?」とカール・フランプトンのメンタルの強さに注目しています。
カール・フランプトンが主戦場にしているスーパーバンタム級は全勝のギジェルモ・リゴンドー、無敗のレオ・サンタクルス、同じイギリス人で無敗のスコット・クイッグがチャンピオンに君臨する軽量級の激戦区。同じ日に、スコット・クイッグがイギリスでベテランのキコ・マルチネスと防衛戦を行うので、試合の出来が比較されることは避けられません。
初の海外試合となるカール・フランプトンですが、本人が語ったように「内容を求められる防衛戦」になることは間違いありません。カール・フランプトンが早いラウンドからKOを狙うことが予想されるので、立ち上がりから目が離せない展開になりそうですね。将来の王座統一戦、ビッグマッチへ向けて、めっちゃ楽しみなカール・フランプトンの全米デビューです!