ダニー・ガルシア対レイモント・ピーターソンの王座統一戦が3月に実現か?
激戦区の王座統一戦の具体的なスケジュールが見えてきました!ゴールデンボーイ・プロモーションズを率いるオスカー・デラホーヤが、WBA・WBC世界スーパーライト級チャンピオンのダニー・ガルシアとIBFチャンピオンのレイモント・ピーターソンの王座統一戦を2014年3月に開催したい意向を表明。水面下で交渉を続けていることを発表しました。
オスカー・デラホーヤによると、ダニー・ガルシア対レイモント・ピーターソンの王座統一戦の交渉は2014年の年末にスタート。2015年の早い段階の開催を目指して交渉を続け、当初は2月の終わりを目標にしていたそうですが、ゲンナディ・ゴロフキン対マーティン・マレーと開催日がブッキングすることを考慮し、3月開催に切り替えて交渉を進めているそうです。
オスカー・デラホーヤは「ファンのみんなの期待を考えると、できるだけ早く実現させたい。例年、3月からビッグマッチが続くんだ。ガルシア対ピーターソンの王座統一戦を第1弾にできたら最高だね」と激戦区スーパーライト級の王座統一戦の実現に向けて意欲満々です!
【エリック・モラレスが回転!ダニー・ガルシアの強烈すぎる左フックです】
WBAとWBCの2本のベルトを保持するダニー・ガルシアは「スーパーライト級ナンバーワン」の称号を誇る全勝チャンピオン。一見すると、器用な感じを受けないタイプで「パンチをもらいそうな気がするなあ」と思ってしまうのですが、スーパーライト級の強豪を次々と撃破し、全勝をキープしています。アミール・カーンとルーカス・マティセに勝利し、ドーンと評価を高めました。
一方、IBFチャンピオンのレイモント・ピーターソンはスーパーライト級のトップ戦線で戦い続ける実力者。豪快な一撃KOでファンを魅了するダニー・ガルシアと違って、レイモント・ピーターソンは手数とリズムの粘り強いボクシングが特徴です。派手なタイプではありませんが、基本に忠実な強さがありますね。
アメリカでは「ガルシアが圧倒的に有利じゃねえ?」という雰囲気なんですけど、個人的に「あれ?ガルシアにとって、ピーターソンは相性が良いタイプじゃない気がする。ガルシアが必要以上に力の入ったボクシングをしちゃうと、ピーターソンにポイントが流れて、大接戦になる可能性もあるんじゃないかな?」と予想しています。
ダニー・ガルシアはルーカス・マティセに勝っていて、レイモント・ピーターソンはルーカス・マティセにKO負けしちゃったので「ガルシア有利」は妥当だと思うのですが、レイモント・ピーターソンは前へ前へ出すぎるタイプじゃなく、ガードも固いので、ダニー・ガルシアはパンチを当てにくい気がします。あ、テンション上がってきました。早く観戦したいなあ。