アンディ・リー対ピーター・クイリンの新旧チャンピオン対決が実現へ
新旧チャンピオンが実現です!悲願の世界タイトル奪取に成功したWBO世界ミドル級チャンピオンのアンディ・リーが4月11日(日本時間4月12日)に前チャンピオンのピーター・クイリンとアメリカのニューヨーク州ブルックリンで初防衛戦を行うことが発表されました。
アンディ・リーが初防衛でピーター・クイリンと対戦するなんて全く予想していなかったので、いやー、驚きました。アンディ・リーは2014年12月、ピーター・クイリンが手放して空位になったWBO世界ミドル級タイトルをかけて、全勝のマット・コロボフと対戦。6ラウンドTKO勝ちで世界タイトル奪取に成功しました。いきなりの新旧チャンピオン対決ですね。
アイルランドが誇るWBO世界ミドル級チャンピオンのアンディ・リーは、長身で懐の深い好戦的なサウスポー。アウトボクシングに徹するタイプではなくて、チャンスがあるとKOを狙って勝負する気持ちの強いボクサーです。強豪との対戦経験も豊富で、逆転勝ちも多いですね。
【得意の右フックで王座奪取!好戦的なサウスポーのアンディ・リーです】
一方、前WBO世界ミドル級チャンピオンのピーター・クイリンは全勝の快進撃を続けるハードパンチャー。右ストレートが当たったら試合が終わってしまう典型的なKOアーティストです。ミドル級と言えば、12連続KO防衛を続けているWBAチャンピオンのゲンナディ・ゴロフキンの攻撃力が注目されますが、一撃の破壊力なら、ピーター・クイリンも負けていませんよ。
正直なところ「あまり時間を置かずに自分から手放した世界タイトルに挑戦できるって、すっきりしない感じがするなあ」と思っちゃうわけですが、ピーター・クイリンの実績や知名度を考えると、アンディ・リー陣営にとって「おいしい相手」であることは間違いありません。
アンディ・リーもピーター・クイリンもディフェンスで勝負するタイプじゃないので、どちらのパンチも当たりそうな雰囲気がたまりませんね。ピーター・クイリンはアンディ・リーの右フックを警戒して左のガードを上げてくると思うのですが、アンディ・リーはどうやって崩そうとするんだろう?想像するだけで楽しいKO必至の新旧チャンピオン対決です!