オルランド・サリドとローマン・マルチネスのベテラン対決は4月開催へ
激闘必至のベテラン対決です!2階級制覇の実績を誇るWBO世界スーパーフェザー級チャンピオンのオルランド・サリドが4月11日(日本時間4月12日)に王座返り咲きを目指すローマン・マルチネスとタイトルマッチを行うことが発表されました。開催地はプエルトリコです。
当初、オルランド・サリド対ローマン・マルチネスは3月21日(日本時間3月22日)に開催される予定でした。最終的に、両陣営とスポンサーの意向で、1か月、先送りになったわけですが、ファン目線で言うと、ノー問題です。スーパーフェザー級は、日本の内山高志選手と三浦隆司選手がチャンピオンに君臨する階級なので、他団体のタイトルマッチも目が離せませんね!
2階級制覇の実績を誇る34歳のオルランド・サリドは、驚異のタフネスとスタミナを誇る好戦的なメキシカン。打撃戦を勝ち抜いてきたボクサーで、乱打戦になると、とんでもない強さを発揮します。「うわー、まともにパンチをもらっちゃった!ダメージがめっちゃ深いよ」という状況から試合をひっくり返せる不屈のファイターです!
【サリドのパワフルな連打か?マルチネスのコンパクトな連打か?】
一方、31歳のローマン・マルチネスは手数の多い粘り強いプエルトリカン。オルランド・サリドと違って、打たせながら打ち返すタイプではなく、打たせずに打つボクサーです。オルランド・サリドが持っているWBO世界スーパーフェザー級タイトルは、ローマン・マルチネスがミゲール・ガルシアに敗れて失ったタイトル。地元プエルトリコで王座返り咲きを果たせるでしょうか?
勝っても負けても派手なオルランド・サリドに対して、ローマン・マルチネスは勝っても負けても目立つタイプじゃないので、オルランド・サリドの勝利を予想する声が多いと思います。でも、ローマン・マルチネスは誰と戦っても接戦に持ち込める我慢強さがあります。ミゲール・ガルシアにはボディブローで沈められちゃいましたが、カウンターで驚きのダウンを奪っていますからね。
さらに、開催地がプエルトリコであることを考慮して「接戦になるかもしれないなあ」と期待しています。オルランド・サリドのパンチが当たれば、序盤で終わっちゃう可能性はありますが、ローマン・マルチネスが前半を互角のダメージで乗り切れたら、ものすごい我慢比べになるかもしれないですね。勝ったボクサーが、内山高志選手か三浦隆司選手と戦う日が来ると最高だなあ。