WBC世界スーパーウェルター級タイトルマッチ
| チャンピオン | セルジオ・モーラ(アメリカ) 戦績:22戦21勝5KO無敗1分 |
| 挑戦者 | バーノン・フォレスト(アメリカ) 戦績:44戦40勝29KO3敗1無効試合 |
試合内容
現チャンピオン、セルジオ・モーラと前チャンピオン、バーノン・フォレストの再戦です。2008年6月に行われたモーラとフォレストの初対決は、当時のチャンピオン、フォレストが世界タイトルマッチ初登場のモーラを迎えるという図式。「フォレストが圧倒的に有利」という声が多数を占める中、モーラがフットワークと左ジャブでフォレストをかく乱し、見事に世界タイトルを奪取した番狂わせでした。
その両者が立場を入れ替えて直接の再戦を行います。チャンピオンのモーラはフットワークを活かしたボクシングが持ち味のテクニシャン。一発のパンチ力はそれほどでもありませんが、相手のパンチをまともにもらわないディフェンスの上手さ、フットワークの良さでポイントを積み重ねていくタイプです。
一方、前チャンピオンのフォレストは強烈な右ストレートを武器に戦うハードパンチャー。リーチが長く、中間距離の打ち合いを得意とするボクサーです。前チャンピオンのフォレストがリベンジを果たすのか?現チャンピオンのモーラが返り討ちにするのか?初対決から3ヶ月、プライドをかけた再戦のゴングが打ち鳴らされます。
序盤ペースを握ったのは前チャンピオンのフォレスト。前回は左ジャブの突き合いで負けた感のあるフォレストですが、再戦では自ら積極的に左ジャブを突いて、モーラを懐へ入れません。モーラも左ジャブを突きながら、フォレストの懐へ飛び込むタイミングを狙っているのですが、予想以上にフォレストの左ジャブがいいですね。
この試合のフォレストは、前回と比べて、随分手数が多く、モーラがかなり戦いづらそうです。7ラウンド終了間際には、フォレストが左フックでモーラからダウンを奪うなど完全に試合を支配します。後半フォレストがバテる場面もありましたが、前回と違ってパンチのダメージが蓄積しているモーラは反撃をすることができず、12ラウンド終了。3-0の大差の判定でフォレストがモーラからタイトルを奪取し、リベンジに成功しました。
今回の再戦は、初戦と全く逆の展開になりました。前回は、パンチ力のフォレストに対して、モーラが手数とフットワークで対抗し、上手く戦ったのですが、今回はモーラの生命線である手数でもフォレストが上回り、モーラの良いところが消されたため、モーラは後半勝負に出られなかったですね。順当な結果と言えば、順当な結果ですが、改めてフォレストの強さが証明される試合になりました。
この結果、チャンピオンに返り咲いたフォレストは、いずれ暫定チャンピオンのセルヒオ・マルチネスとタイトル統一をかけて対戦することになります。フォレスト対マルチネスは楽しみですね。暫定チャンピオンのマルチネスがサウスポーの利点とスピードを活かして判定勝ちしそうな気がしますが、この試合のフォレストの出来を観ると、「フォレストが勝つかもしれないなあ」と迷ってきました。名勝負になりそうな予感です。
試合結果
| 試合結果 | バーノン・フォレストが3-0大差の判定でタイトル奪取に成功。管理人の採点は119-108でバーノン・フォレストの勝ちでした。 【公式ジャッジの採点結果】
|
