WBA世界バンタム級王座決定戦
元2階級制覇チャンピオン | 亀田興毅(日本) 戦績:24戦23勝15KO1敗 |
元WBA世界スーパー フライ級チャンピオン |
アレクサンデル・ムニョス(ベネズエラ) 戦績:38戦35勝27KO3敗 |
試合内容
亀田3兄弟の長男、亀田興毅(かめだ・こうき)選手が日本人ボクサー初の3階級制覇をかけてリングに上がります。2010年3月、ポンサクレック・ウォンジョンカム戦でプロ初黒星を喫した亀田興毅選手。フライ級から一気に2階級上げ、バンタム級でタイトル奪取を狙います。
対戦相手は「日本人キラー」のニックネームを持つアレクサンデル・ムニョス。これまで7人の日本人ボクサーと戦い、すべて勝利を収めています。空位のWBA世界バンタム級タイトルを手にするのは、3階級制覇を目指す亀田興毅選手でしょうか?2階級制覇を狙うアレクサンデル・ムニョスでしょうか?日本人ボクサー初の快挙をかけた大一番のゴングが鳴り響きます。
試合序盤、主導権を握ったボクサーは3階級制覇を狙う亀田興毅選手。自慢の強打を振り回してくるアレクサンデル・ムニョスに対して、ガードをガッチリと固めながら打ち終わりを狙って上下にパンチを散らし、クリーンヒットを奪います。
3ラウンド中盤には、前へ出てくるアレクサンデル・ムニョスの打ち終わりを狙って、亀田興毅選手が左ストレート、右フックのカウンターをアレクサンデル・ムニョスのアゴに叩き込みます。序盤に強いアレクサンデル・ムニョス相手に、亀田興毅選手は上手く戦っていますね。
4ラウンド以降も亀田興毅選手が、力いっぱい打ち込んでくるアレクサンデル・ムニョスのパンチをガードとボディーワークでかわしながら、インサイドからコンパクトなパンチをアゴやテンプル、肝臓などの急所へ的確に打ち込み、優勢に試合を進めます。
試合中盤から序盤にかけて、ポイントを奪い返そうとするアレクサンデル・ムニョスの気迫を前面に押し出した攻撃で、亀田興毅選手がパンチをもらう場面もありましたが、12ラウンド中盤には、亀田興毅選手が強烈な左ボディーブローから左フック、右フックを顔面へ返してダウンを奪います。
その後も亀田興毅選手が強烈な左ストレートをアレクサンデル・ムニョスの顔面へ叩き込み、「もう少しでKO」という場面を演出。会場のボルテージが最高潮に達したまま試合終了のゴングが鳴り響きます。
採点の結果は3人のジャッジすべてが亀田興毅選手を支持。亀田興毅選手がアレクサンデル・ムニョスに12ラウンド判定勝ちを収め、日本人ボクサーとして初の3階級制覇を達成しました。
亀田興毅選手のコンパクトなパンチがアレクサンデル・ムニョスのパワフルなパンチを封じ込めた試合でしたね。管理人が観戦した亀田興毅選手の試合で最も素晴らしい内容だったと思います。弟の亀田大毅選手もタイトル防衛に成功し、亀田兄弟にとって素敵なダブルタイトルマッチになりましたね。
試合結果
試合結果 | 亀田興毅選手が3-0の判定勝ちでタイトル獲得。日本人ボクサーとして初の3階級制覇を達成しました。 【公式ジャッジの採点結果】
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