WBCシルバー・スーパーライト級タイトルマッチ
| チャンピオン | エリック・モラレス(メキシコ) 戦績:56戦50勝35KO6敗 |
| 挑戦者 | フランシスコ・ロレンソ(ドミニカ共和国) 戦績:44戦35勝16KO8敗1無効試合 |
エリック・モラレス対フランシスコ・ロレンソの試合内容
数々の激闘を経験し、3階級制覇を成し遂げた「恐怖の男」エリック・モラレスが、元世界チャンピオンのフランシスコ・ロレンソと拳を交えます。ベテラン対決を制して、再び世界タイトル挑戦のチャンスを手に入れるボクサーはエリック・モラレスでしょうか?それともフランシスコ・ロレンソでしょうか?
試合は体ごと押し込んで接近戦に持ち込もうとするフランシスコ・ロレンソに対して、エリック・モラレスが左ジャブを突いて距離を保ちながら、得意の右ストレート、右アッパーで応戦する展開で始まります。エリック・モラレスはいつも通りドッシリと構えてフランシスコ・ロレンソの様子を見ているようです。
3ラウンドに入ると、フランシスコ・ロレンソの動きを読み始めたエリック・モラレスが左ジャブを突いて、右ストレートを打ち込み、積極的に攻撃を仕掛けます。序盤は様子を見ていたエリック・モラレスが、自分から攻撃を仕掛けてフランシスコ・ロレンソの出鼻をくじいていますね。
フランシスコ・ロレンソは手数を武器にエリック・モラレスを乱打戦に巻き込みたいと思うのですが、序盤はエリック・モラレスが上手く自分の距離を保ちながら戦っていますね。ただ、フランシスコ・ロレンソも手数が多く、常に前へ出て戦っているので、エリック・モラレスの手数が減ると、一気に形勢が逆転する可能性もありそうです。
5ラウンドには、エリック・モラレスが左アッパーの2連打でフランシスコ・ロレンソにダメージを与え、フランシスコ・ロレンソが後退してバランスを崩したところへ右ストレートを叩き込んでダウンを奪います。ガードの真ん中を突き上げるエリック・モラレスの左アッパーは的確で強烈でしたね。
「一気にモラレスのペースになるかな?」と思ったのですが、6ラウンドに入ると、フランシスコ・ロレンソがサウスポーにスイッチしながら主導権を取り戻す工夫をして反撃開始。エリック・モラレスは少し戦いづらいのか、左ジャブの数が減ってきましたね。
試合終盤はエリック・モラレスのスタミナが切れ、フランシスコ・ロレンソが盛り返す場面もありましたが、結果はエリック・モラレスがフランシスコ・ロレンソに12ラウンド判定勝ち。ベテラン対決を制して、トップ戦線に生き残りました。
エリック・モラレスのテクニックがフランシスコ・ロレンソの馬力を封じ込めた試合でしたね。しかし、エリック・モラレスは体にキレがなく、終盤は一気に失速してしまうなど、不安要素もチラホラと出た試合でした。
エリック・モラレスは次の試合で、アミール・カーンと凄まじい激闘を演じたマルコス・マイダナと対戦することが決まっています。もしエリック・モラレスがフランシスコ・ロレンソ戦のコンディションでリングに上がると、マルコス・マイダナの強打に沈む可能性が高いと思います。
3階級制覇を達成したエリック・モラレスはマルコス・マイダナと拳を交えるまでに、どれだけ「恐怖の男」のボクシングを取り戻すことができるでしょうか?メキシコ人ボクサー初の4階級制覇へ向けてエリック・モラレスが正念場を迎えるマルコス・マイダナ戦は必見ですね。今から本当に楽しみです。
エリック・モラレス対フランシスコ・ロレンソの試合結果
| 試合結果 | エリック・モラレスが12ラウンド判定勝ちでタイトルの初防衛に成功。 【公式ジャッジの採点結果】
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