WBA世界ライト級タイトルマッチ
チャンピオン | ブランドン・リオス(アメリカ) 戦績:28戦27勝20KO1分 |
挑戦者 | ウルバノ・アンティロン(メキシコ) 戦績:30戦28勝20KO2敗 |
ブランドン・リオス対ウルバノ・アンティロンの試合内容
強打と連打を兼ね備えた世界チャンピオンのブランドン・リオスが、無尽蔵な連打を武器に戦うウルバノ・アンティロンと初防衛戦で拳を交えます。ブランドン・リオスもウルバノ・アンティロンも好戦的なので、激しい打撃戦になりそうですね。
打ち合いを好むファイター同士の激突。ミゲール・アコスタを圧倒したブランドン・リオスの強打が火を噴くのか?ウンベルト・ソトを苦しめたウルバノ・アンティロンの連打が炸裂するのか?世界中のボクシングファンが注目するKO決着必至の好戦的なファイター対決です。
試合は開始直後からお互いが頭をくっつけて打ち合う激しい打撃戦が展開されます。ブランドン・リオスもウルバノ・アンティロンもガードを固めながら、左右のフック、左右のアッパーを狙っています。どちらも一歩も引かない壮絶な打ち合いですね。
「リオスもアンティロンも真っ向勝負だね。このペースだと、最終ラウンドまで持ちそうにないよ」と激しい打撃戦の行方を見守る管理人。ブランドン・リオスもウルバノ・アンティロンも1ラウンドからエンジン全開で、KO決着しか頭にないようです。
2ラウンドに入ると、チャンピオンのブランドン・リオスが開始直後からウルバノ・アンティロンにプレッシャーをかけ、主導権を握ろうとします。一発の破壊力で上回るブランドン・リオスは力強いパンチを打ち込んで、一気に試合のペースを握ろうという作戦のようです。
一方、挑戦者のウルバノ・アンティロンは「下がったら一気にペースを握られる」と感じたのか、足を止めて真っ向から応戦。ボディーブローを中心に顔面へアッパーを突き上げ、ブランドン・リオスの前進を止めようとしています。
3ラウンドに入ると、今度はウルバノ・アンティロンが開始直後から勝負に出ます。力強いボディーブローを連打し、ブランドン・リオスにプレッシャーをかけますが、一瞬のスキを突いて、ブランドン・リオスが強烈な右フックのカウンターをウルバノ・アンティロンのアゴに叩き込みます。
ヨロヨロと前に倒れるウルバノ・アンティロン。ブランドン・リオスが勝負に出たウルバノ・アンティロンの攻撃をかわして抜群のカウンターでダウンを奪います。驚異的なタフネスを誇るウルバノ・アンティロンは何とかダウンから立ち上がりましたが、ダメージはかなり深そうです。
一気に畳みかけるブランドン・リオスはウルバノ・アンティロンのダメージを確認しながらコンパクトなパンチを上下に打ち分け、ウルバノ・アンティロンに休む暇を与えません。ブランドン・リオスは焦ることなく、冷静にフィニッシュを狙っていますね。
「これだけ冷静に詰められると、アンティロンは苦しいな」と思い始めた3ラウンド残り50秒。再びブランドン・リオスの強烈な右フックのカウンターがウルバノ・アンティロンのアゴを打ち抜き、ウルバノ・アンティロンがダウン!
「これは効いた!続けるのは無理じゃない?」と思った管理人ですが、顔面からリングに叩きつけられたウルバノ・アンティロンが、執念で立ち上がり、ファイティング・ポーズを取ります。ストップしてもおかしくない状態ですが、凄まじいファイティング・スピリッツを目の当たりにしたレフェリーは試合続行を指示します。
勝負を決めにきたブランドン・リオスに対して、ウルバノ・アンティロンはクリンチで攻撃を回避しようとします。しかし、最後はウルバノ・アンティロンが自分の体を支えられず、よろめいたところでレフェリーが試合をストップ。ブランドン・リオスがウルバノ・アンティロンに3ラウンドTKO勝ちを収め、初防衛に成功しました。
ブランドン・リオスがウルバノ・アンティロンを真っ向勝負で撃破し、「打ち合うと、本当に強いな」と印象付けた試合でしたね。しかも、焦らずフィニッシュできる冷静さも持ち合わせているので、対戦相手に反撃するチャンスを与えない強みがあります。
実力者のウルバノ・アンティロンに圧勝したことで、ブランドン・リオスの人気はますます高まると思います。若き世界チャンピオンがスーパースターの階段を駆け上がり始めましたね。今後も目が離せない好戦的なファイターです。
ブランドン・リオス対ウルバノ・アンティロンの試合結果
試合結果 | ブランドン・リオスが3ラウンドTKO勝ちで世界タイトルの初防衛に成功。 |