NABF北米ミドル級王座決定戦
IBF世界ミドル級7位 | デビッド・レミュー(カナダ) 戦績:33戦31勝29KO2敗 |
WBC世界ミドル級32位 | フェルナンド・ゲレロ(ドミニカ共和国) 戦績:28戦26勝19KO2敗 |
デビッド・レミュー対フェルナンド・ゲレロの試合内容
9割近いKO率を誇るデビッド・レミューと世界タイトルへ挑戦した経験を持つサウスポーのフェルナンド・ゲレロが激突するミドル級サバイバルマッチ。悲願の世界タイトル奪取へ近づくボクサーは強打のデビッド・レミューでしょうか?テクニックのフェルナンド・ゲレロでしょうか?
試合は、ガードを高く構えながら距離を詰め、射程圏内に入ると、左右のフックとアッパーを思いきり打ち込むデビッド・レミューに対して、サウスポーのフェルナンド・ゲレロが距離をキープしながら左ストレートで応戦し、右フックを使って素早く回り込む展開で始まります。
「オーソドックスの強打者とサウスポーのテクニシャンのわかりやすい戦いになりそうだぞ。さあ、どっちが主導権を握るかな?」と思っていると、1ラウンド終盤、デビッド・レミューがフェルナンド・ゲレロをロープに詰めて強烈なパンチに上下に打ち分け、最後は右フックをボディに叩き込んで、ダウンを奪います。パワーでなぎ倒す、珍しい右フックのボディブローです!
「うわっ!レビューのパンチの破壊力はすさまじいなあ。最後は、右フックのボディブローのダメージだけじゃなくて、ダウン30秒前からのダメージが蓄積して倒れちゃった感じだね。レミューのペースになりそうだなあ」とカナダが誇るハードパンチャーに大きな拍手を送る管理人。ファイターのデビッド・レミューがテクニシャンのフェルナンド・ゲレロを圧倒しています。
2ラウンドに入ると、デビッド・レミューが攻勢を強め、フィニッシュを狙います。フェルナンド・ゲレロは必死に距離をキープして、体力を回復しようと努力しているのですが、デビッド・レミューがクリンチを強引に振りほどき、追いかけ回すので、休む時間を全く与えてもらえません。
「レミューは理想的な展開だね。逆に、ゲレロは最悪の展開だよ」と思っていると、2ラウンド終了間際、デビッド・レミューの連打にフェルナンド・ゲレロが耐えきれず、座り込んでしまいます。1回目のダウンと同じく、2回目のダウンもダメージが蓄積して耐えきれなくなったダウンですね。
3ラウンドに入ると、フェルナンド・ゲレロが反撃しようとパンチを打ち込みますが、デビッド・レミューが丁寧にブロックして主導権を渡しません。最後は、フェルナンド・ゲレロをロープに詰めて連打を浴びせて右アッパーを突き上げ、勝負あり。デビッド・レミューがフェルナンド・ゲレロに3ラウンドTKO勝ちを飾り、圧倒的な存在感を見せつけました!
デビッド・レミューのパワーがフェルナンド・ゲレロのテクニックを封じ込めた見事な勝利でしたね。個人的に「レミューの単発のパンチはミドル級で最強じゃない?」と思っています。WBAチャンピオンのゲンナディ・ゴロフキンやWBOチャンピオンのピーター・クイリンに挑戦してほしいなあ。圧巻の攻撃力を武器に「次戦も絶対にチェックしたい」と思わせてくれる注目の強打者です!
デビッド・レミュー対フェルナンド・ゲレロの試合結果
試合結果 | デビッド・レミューが3ラウンドTKO勝ち。 |