壮絶な死闘！優勝をかけた幕之内一歩vs間柴了の結末は？
ボクシング漫画「はじめの一歩」の第10巻を読みました。第9巻でライバルの宮田一郎が間柴了の反則スレスレのラフファイトによって敗戦を余儀なくされ、激しい憤りを感じながら決勝戦を迎えた幕之内一歩。因縁の激突となった東日本新人王トーナメントの決勝の開始を告げるゴングが打ち鳴らされます。
試合は、身長とリーチで上回る間柴了が得意のフリッカージャブを連打して、幕之内一歩を懐へ全く寄せつけない展開で始まります。予想以上の距離の長さに戸惑う幕之内一歩。リングに上がり、改めて間柴了の強さを感じますが、「どうしてこんなに強いのに、宮田戦で卑怯なマネをしたんだ」と怒りを露に反撃を開始します。
小刻みに上半身を振りながら、懐に飛び込むチャンスをうかがう幕之内一歩。2ラウンドに入り、この試合初めて間柴了の懐へ飛び込むことに成功した幕之内一歩は、自慢の強打を間柴了のボディー目がけて打ち込みます。
しかし、幕之内一歩を待っていたのは、間柴了が幕之内一歩対策として考えていた「最悪のディフェンス」でした。間柴了は左のエルボーを使って、幕之内一歩のパンチをブロックしたのです。
鈍い音が響き、右拳に痛みを感じる幕之内一歩。自らの強打で自らの拳を痛めてしまいます。エルボーブロックを使って、幕之内一歩の豪腕を封じ込めた間柴了は、迷いを感じながら戦う幕之内一歩に対して、一気に攻勢に出ます。
しかし、意を決した幕之内一歩は右拳が砕けることを覚悟で、間柴了のボディーを狙って右アッパーを連打！右拳と引き換えに、間柴了の左ヒジを粉砕し、間柴了の生命線であるフリッカージャブとエルボーブロックを奪います。
2ラウンドが終了し、セコンドに戻った幕之内一歩。トレーナーの鴨川会長は、幕之内一歩の右手のグローブから出血していることに気付きます。砕けた骨が皮膚を突き破る重傷に「最愛の場合、再起不能じゃ」と幕之内一歩に棄権するよう説得します。
しかし、重傷を負いながら再起不能をかけて準決勝を戦った宮田一郎の姿が頭から離れない幕之内一歩。鴨川会長の説得に耳を貸さず、ライバルの敵を討つため、右拳のケガを我慢して、コーナーを離れます。
3ラウンドは、幕之内一歩が左手一本、間柴了が右手一本で戦う壮絶な死闘。やや有利に試合を進める幕之内一歩ですが、ラウンド中盤、間柴了の左ヒジが回復し、左のフリッカージャブから右ストレートの打ち下ろしを幕之内一歩の顔面に叩き込み、衝撃のダウンを奪います！
必死にダウンから立ち上がる幕之内一歩。ケガをして、温存していた右のパンチを使うことを決意し、間柴了のボディー目がけて右のパンチを3連打します。クリンチで耐えようとする間柴了に対して、今度は強烈な右アッパー！この試合初めて、間柴了の顔面へパンチを叩き込みます。
自慢の右アッパーをクリーンヒットさせた幕之内一歩は、続けざまに渾身の右ストレートを間柴了の顔面に叩き込み、ついにダウンを奪います。前のめりにリングへ沈んだ間柴了は10カウント以内に立ち上がることができず、勝負あり。幕之内一歩が間柴了に3ラウンドKO勝ちを飾り、東日本新人王トーナメントの頂点に立ちました。
激戦のフェザー級を制した幕之内一歩は、優勝を飾ると同時に、最優秀新人王を獲得。ボクシングと出会い、強く強くなった「いじめられっ子」。東日本新人王を獲得した幕之内一歩を次に待ち受けるボクサーは、西日本新人王の千堂武士です。
ボクシング漫画「はじめの一歩」第10巻
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幕之内一歩と間柴了の因縁の決勝戦が開幕！間柴了のフリッカージャブをくぐり抜けて懐へ飛び込み、強烈な右のボディーブローを打ち込むことに成功した幕之内一歩。しかし、自らの強打で自らの拳を粉砕することになる「最悪のディフェンス」が待っていました！プライドと勝利への執念がぶつかり合う決勝戦。東日本新人王の頂点をかけた壮絶な戦いを体感できる第10巻です。 |
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