最強ボクサーの称号「パウンド・フォー・パウンド」は誰の手に?
管理人は「全階級を通じて、最強のボクサーは誰か?」つまり「パウンド・フォー・パウンド」を選ぶことほど、ボクシングについての楽しい空想はないと思います。決して答えが出ない答えを追い求める瞬間こそ、スポーツのロマンや美学が生まれると考えているからです。
いつの時代も「パウンド・フォー・パウンド」についての激論が繰り広げられてきました。KOこそ強さの象徴だと考えるボクシングファン。KOにこだわらず圧倒的な実力の差を見せつけて勝つことこそ強さの象徴だと考えるボクシングファン。ボクシングファンの数だけ、「パウンド・フォー・パウンド」のランキングが存在すると思います。
ボクシングファンが追い求めてきた最強の称号「「パウンド・フォー・パウンド」。今年も「試合内容と対戦相手」を考慮して、「パウンド・フォー・パウンド」をランク付けしてみました。最高に楽しい空想を描きながら、管理人が選んだ2011年のパウンド・フォー・パウンド」ランキングはこちらです。
2011年の「パウンド・フォー・パウンド」ランキング
第1位 | ノニト・ドネア |
第2位 | マニー・パッキャオ |
第3位 | セルヒオ・マルチネス |
第4位 | ウラディミール・クリチコ |
第5位 | フロイド・メイウェザー |
第6位 | アミール・カーン |
第7位 | ユリオルキス・ガンボア |
第8位 | ルシアン・ビュテ |
第9位 | ビタリ・クリチコ |
第10位 | ティモシー・ブラッドリー |
管理人が選んだ2011年の「パウンド・フォー・パウンド」は「フィリピンの閃光」ノニト・ドネアでした。個人的に、2011年はノニト・ドネアが大躍進を遂げた1年だったと思います。フェルナンド・モンティエルとオマール・ナルバエスを相手に実力の差を見せつけた試合の連続でした。「強い、速い、上手い」の3要素すべてが詰まったスーパースターですね。
2位はノニト・ドネアと同じフィリピン出身のスーパースター、マニー・パッキャオ。2011年に戦った2試合はどちらも判定決着に終わりましたが、シェーン・モズリーとファン・マヌエル・マルケスが対戦相手であることを考えると「判定勝ちはしょうがないよ。勝つだけでも難しい相手だもん」と思います。
3位は最もエレガントなサウスポーのセルヒオ・マルチネスがランクイン。被弾を覚悟でKO勝ちにこだわった姿で、新しいセルヒオ・マルチネスのボクシングスタイルを披露してくれました。特にセルゲイ・ジンジルク戦は圧巻でしたね。
11位以下はミゲール・コット、ローマン・ゴンサレス、ファン・マヌエル・マルケスと続きます。日本人ボクサー最強の称号は文句なしに西岡利晃選手で決まりでしょう。ちなみに、スーパーシックス・トーナメントの決勝戦の試合結果を考慮に入れて、アンドレ・ウォードとカール・フロッチはあえてランキングから外しています。
おしまいに、上記の「パウンド・フォー・パウンド」ランキングは2011年の戦績にこだわったランキングです。現在の実力と過去の戦績を考慮して「現役最強のボクサー」を選ぶなら、管理人はフロイド・メイウェザーを選びます。
2012年は「メイウェザー対パッキャオ」をはじめ、メガトン級のビッグマッチが噂されているので、ボクシング界の勢力図が大きく塗り変わる可能性がありますね。あなたが選ぶ「パウンド・フォー・パウンド」は誰ですか?