チャド・ドーソン「アメフトとバスケから深く考えて戦うことを学んだ」
WBC世界ライトヘビー級チャンピオンのチャド・ドーソンが過去にプレーしていたスポーツからボクシングに大切なスキルを学んだことを告白しました。チャド・ドーソンのボクシングに影響を与えたスポーツとは、アメフトとバスケです!
9月8日(日本時間9月9日)に2階級制覇をかけてアンドレ・ウォードと激突するチャド・ドーソン。恵まれた体格から放たれるパワフルな連打と重量級離れしたスピードを生かした巧みな試合運びが持ち味のサウスポーです。
【Photo:The Ring Magazine】
チャド・ドーソンは元プロボクサーの父の影響で4歳からボクシングを始めます。運動神経抜群で、高校時代、アメフトのクォーターバックやバスケのポイントガードとしても活躍していました。何でもできるアスリートですね。
チャド・ドーソンによると、高校時代にアメフトのクォーターバックやバスケのポイントガードとしてプレーした経験が、ボクシングの試合の流れを読む上で、とても役に立っているそうです。
「クォーターバックやポイントガードは、戦略的な準備やメンタルの強さが求められるポジションなんだ。クォーターバックやポイントガードを経験したことで、試合の流れを読む能力や深く考えるクセを身につけることができたよ」
「ボクシングの試合で大切なことは、試合の流れを読みながら、戦いに適応することができるかどうかだ。適応力は一種の才能だと思う。アメフトやバスケは、その才能を開花させるために多いに役立ったよ」
【Photo:The Ring Magazine】
多忙を極めた結果、学校の成績が落ちてしまい、アメフトやバスケを続けることはできなくなったそうですが、ほかのスポーツから良い影響を受けた典型的な例ですね。アスリートとしての能力の高さはロイ・ジョーンズに通じるところがあると思います。
「自分で言うのも何だけど、オレは頭脳的なボクサーだと思う。アンドレ・ウォード戦を受けた理由はシンプルだ。ベストとベストのボクサーが対戦するところにボクシングの大きな醍醐味がある。それこそ、本物のチャンピオンがすることだろ?」
チャド・ドーソンにとって、1週間後に迫ったアンドレ・ウォード戦は、ライトヘビー級からスーパーミドル級へ階級を下げて2階級制覇を狙う新たな挑戦です。
抜群の運動神経を誇るチャド・ドーソンは全勝のアンドレ・ウォードに初黒星をつけることができるでしょうか?チャンピオンとチャンピオンが激突する夢の対決まで、あと1週間です!
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