アンドレ・ウォードは最大の試練を乗り越えて全勝記録とタイトルを守れるか?
アテネ五輪で金メダルを獲得後、プロに転向し、全勝のまま世界タイトルを手にした「神の子」アンドレ・ウォード。9月8日(日本時間9月9日)に最大の試練に挑むアンドレ・ウォードがチャド・ドーソンとの対戦を控え、意気込みを語りました。
「ドーソンはとても危険なボクサーだね。WBC世界ライトヘビー級チャンピオンのドーソンとの試合は世界中が注目するメガマッチで、しかもチャンピオン対決だ。勝つためにベストのトレーニングが要求され、ベストのトレーニングを実践しているよ」
WBAとWBCの世界スーパーミドル級タイトルを手にするアンドレ・ウォードは「スーパーミドル級最強」の称号をかけたビッグイベント「スーパーシックス・トーナメント」で優勝を飾り、向かうところ敵なしのボクシングエリートです。
一方のチャド・ドーソンは、「戦う伝説」バーナード・ホプキンスを撃破してライトヘビー級タイトルを手にした強打のサウスポー。全勝のアンドレ・ウォードと対戦するため、スーパーミドル級へ階級を下げることを志願し、2階級制覇を狙います。
アンドレ・ウォードとチャド・ドーソンの階級を超えたチャンピオン対決は、世界中のボクシングファンが驚いた「まさかのマッチメイク」。誰も予想していなかった夢のチャンピオン対決ですね。
最近は複数階級で王座を手にするボクサーが増えてきましたが、上の階級のチャンピオンが下の階級のチャンピオンに挑戦する試合は、とても珍しいので、対戦前からいろいろな意味で注目されています。
試合が近づくにつれて、報道は過熱し、ファンの応援も一段と熱を帯びてきました。周囲の反応をよそに、アンドレ・ウォードは平常心を強調。いつもと変わらぬ姿勢でリングに上がる準備ができているようです。
「対戦相手に関わらず、僕はいつも全力でトレーニングに励んできた。ドーソン戦も、これまでの試合と同じように濃密な練習を重ねることができているよ。ベストの練習を重ねて試合に挑む姿勢がチャンピオンに課せられた使命だと思うんだ」
平常心を貫きながら最大の試練に立ち向かうアンドレ・ウォード。「ライトヘビー級最強」のチャド・ドーソンを挑戦者に迎える「神の子」は、世界タイトルを守り抜くことができるでしょうか?アンドレ・ウォードの真価が問われるチャンピオン対決まで1週間を切りました!
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