MVPは2年連続で西岡利晃選手!KO賞は一撃で王座統一の内山高志選手
2012年1月6日、ボクシングのプロ・アマ優秀選手選考会が行われ、2011年の各賞が発表されました。注目のMVPはWBC世界スーパーバンタム級チャンピオンの「スピードキング」西岡利晃選手。2011年10月にラスベガスで行われた7度目の防衛戦が高く評価され、2年連続受賞となりました。日本ボクシング界に与えた影響を考えると、納得のMVPですね。
西岡利晃選手がラファエル・マルケスに判定勝ちを飾った7度目の防衛戦は、序盤から息詰まる心理戦で、めっちゃ緊張感のある試合でした。なお、この試合は、日本人の世界チャンピオンがラスベガスで行った初めての防衛戦です。西岡利晃選手がラスベガスで初めて防衛に成功した日本人の世界チャンピオンとしてボクシングの歴史に名前を刻んだ記念すべき試合ですね。
そして、西岡利晃選手の7度目の防衛戦は年間最高試合に選ばれています。西岡利晃選手はMVPと年間最高試合のダブル受賞です。日本中のボクシングファンだけでなく、これから海外で試合を行う日本人のボクサーに勇気と希望を与えた西岡利晃選手の功績は、時間が経てば経つほど大きくなると思います。
2012年はノニト・ドネアと対戦する可能性もあり、世界中のボクシングファンから注目される西岡利晃選手の動向から目が離せませんね。
続いて、KO賞と技能賞をダブル受賞したボクサーは「KOダイナマイト」内山高志選手です。内山高志選手は2011年1月に3度目の防衛戦で三浦隆司選手と激突。右手を負傷しながら、左ジャブ一本で三浦隆司選手にTKO勝ちを飾る圧巻の試合でした。大みそかには、暫定チャンピオンのホルヘ・ソリスに左フック一撃で失神KO勝ち。日本が誇る「KOダイナマイト」が底力を見せつけた2011年でした。
激戦のスーパーフェザー級でWBA王座に君臨する内山高志選手。最近は、WBCチャンピオンの粟生隆寛選手との統一戦の話も出始めています。内山高志選手、粟生隆寛選手ともに「戦いたい」と宣言したことで、日本人の世界チャンピオン同士の王座統一戦が実現するかもしれませんね。
また、「アメリカを舞台に戦う内山高志選手の姿をぜひ見てみたい」と願うボクシングファンもたくさんいると思います。管理人もその一人で、全勝のボクシングエリート、ユリオルキス・ガンボアと拳を交える日がくれば最高です!
圧倒的な強さを誇るユリオルキス・ガンボアに勝てるとしたら、エイドリアン・ブローナーか内山高志選手しかいないと思うんです。実現すれば「西岡利晃選手vsラファエル・マルケス」に並ぶスーパーファイトですね。
そのほか、殊勲賞は井岡一翔選手、敢闘賞は八重樫東選手、努力賞は粟生隆寛選手、亀田興毅選手、清水智信選手、新鋭賞は山中慎介選手がそれぞれ受賞しました。受賞者はみんな世界チャンピオン。こんなにたくさん日本人の世界チャンピオンがいるんですよ!爽快すぎます!2012年も日本が誇る世界チャンピオンと新たに世界タイトルを狙う未来の世界チャンピオンに期待しましょう。頑張れ、ニッポン!