夢舞台でノニト・ドネアと激突！前人未到のビッグマッチに挑む「スピードキング」

前人未到のビッグマッチまで2か月を切りました！日本ボクシング界を引っ張る「スピードキング」西岡利晃選手が2012年10月13日（日本時間10月14日）「スーパーバンタム級最強」の称号をかけて「フィリピンの閃光」ノニト・ドネアと対戦します。

日本人ボクサー初の名誉チャンピオン認定。日本人ボクサー初のラスベガス防衛成功。日本人ボクサー最年長防衛記録の更新。数々の快挙を成し遂げてきた西岡利晃選手にとって、ノニト・ドネアと争う「スーパーバンタム級最強決定戦」は日本ボクシング界の未来を切り開く究極の挑戦です。

西岡利晃選手とノニト・ドネアの王座統一戦は、ノニト・ドネアが保持するIBFとWBOの世界スーパーバンタム級タイトル、WBCが「究極の戦い」と認めたときだけに与えるWBCダイヤモンドベルト、リングマガジンのスーパーバンタム級タイトルがかかっています。

WBCダイヤモンドベルトとリングマガジンのタイトルは、西岡利晃選手とノニト・ドネアの世紀の激突を盛り上げるために「あとづけ」で用意されたベルトです。西岡利晃選手とノニト・ドネアの実績と知名度が王座統一戦を世界から認められるスーパーファイトに押し上げた証拠ですね。

少し前まで、日本のマッチメイクは良くも悪くも「日本人の世界チャンピオンが防衛に成功できればOK」という風潮がありました。しかし、ここ数年で、防衛戦に関するマッチメイクの考え方が大きく変わろうとしています。

「誰が戦うか」ではなく、「誰と誰が戦うか」にマッチメイクの重きが置かれるようになったのです。「1人のヒーローだけに頼るマッチメイク」から「2人のヒーローが激突するマッチメイク」へ大きな変化を遂げようとしています。

この改革の旗手となったボクサーが、西岡利晃選手です。

2009年5月にメキシコで行われたジョニー・ゴンサレス戦で24年ぶりの海外防衛に成功。2011年10月に開催されたラファエル・マルケス戦で日本人の世界チャンピオンとして初のラスベガス防衛に成功すると同時に、日本人ボクサー最年長防衛記録を更新します。

さらに、2012年3月、WBCから日本人ボクサーとして初の名誉チャンピオンの称号を獲得。対戦相手を「軽量級最強」のノニト・ドネア一本に絞り、西岡利晃選手と日本中のボクシングファンが熱望した夢の舞台へ踏み出すことになりました。

持ち味や戦術が全く異なる西岡利晃選手とノニト・ドネアですが、実は大きな共通点があります。その共通点とは「強豪を撃破しながら、自らの強さを証明し続けていること」です。

スター選手を抱え込もうとするプロモーションの対立。勝利ありきのマッチメイク。乱立するボクシング団体。増え続ける暫定王者。複雑化するボクシング界の流れは「最強のボクサーは誰か」という問いに答えを出せない悪しき習慣を生んできました。

西岡利晃選手とノニト・ドネアの王座統一戦は「団体とか、暫定王者とか関係ないよ。その階級で一番強いボクサーと戦って、勝てば最強でしょ」という最もシンプルで最も求められている答えを提示するボクシングの美学が詰まった戦いになるです。

8年間無敗の西岡利晃選手と11年間負け知らずのノニト・ドネア。アジアで生まれ、同じ時代に同じ階級の世界チャンピオンに君臨する2つの巨星が2012年10月、ボクシングの本場アメリカでついに拳を交えます。

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