記録更新を狙うバーナード・ホプキンス！48歳の挑戦者が目指す未来とは？

48歳の「戦う伝説」は、新しい勲章を手にすることができるでしょうか？世界タイトルを最年長で奪取した記録を持つバーナード・ホプキンスが全勝のタボリス・クラウドに挑戦する3月9日（日本時間3月10日）の世界戦を直前に控え、コメントを発表しました。

「オレのほうがヤツより優れたボクサーで、IQも高く、コンディションもいいはずだ。クラウドはビックリするだろうな。精神的にも肉体的もきちんと対応できないと、リングで『何をしていいのか』わからない戦いになるぜ」

2013年1月に48回目の誕生日を迎えたバーナード・ホプキンス。最年長記録を樹立した46歳4か月から約2年の月日を経て、大記録の更新に挑戦します。「48歳の挑戦者」という肩書きだけでもすごい気がしますが、もちろん「戦う伝説」の目標は世界タイトル奪取です。

「オレはみんなのように年齢を数えたりしないんだ。リングに上がるときは、必ず100%の状態に仕上げてきた。クラウド戦も健康なホプキンスを目にするだろう。オレが3月9日に聞きたい言葉は『さすがホプキンス！次は誰と戦うの？』ってことを覚えておいてくれ」

【Photo:The Ring Magazine】

めっちゃかっこいいじゃないですか！以前、本人が語っていたように、バーナード・ホプキンスは、格上と思われていたボクサーや将来有望なスーパースターをことごとく潰して、ボクシング界の頂点にのぼり詰めた苦労人です。

3月9日に対戦するタボリス・クラウドは、全勝のチャンピオン。プロモーターは、ドン・キングです。バーナード・ホプキンスが、圧倒的な強さを誇っていたフェリックス・トリニダードを撃破したシチュエーションに似ていると思いませんか？

このシチュエーションだけで鳥肌が立ってしまうのですが、バーナード・ホプキンスは「別にプロモーターと戦うわけじゃない。でも、ヤツの『小僧たち』を踏み台にしたことは事実だな」とすごく冷静に語っているんですよ。「いよっ！千両役者！」と思わず叫んでしまいますね。

全勝だったフェリックス・トリニダードは、バーナード・ホプキンスの巧みな駆け引きに持ち味の強打を消されてしまいました。同じく全勝だったケリー・パブリックは、バーナード・ホプキンスの術中にはまり、全くボクシングをさせてもらえませんでした。

自ら打ち立てた大記録の更新を誓うバーナード・ホプキンス。「二度あることは三度ある」と「三度目の正直」のどちらがタボリス・クラウドを待ち受けているのでしょうか？「48歳の挑戦者」がボクシングの歴史を塗り替えるため、リングへ上がります。

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