バーナード・ホプキンス「格下扱いこそ、オレの人生！年齢は問題じゃない」

48歳の誕生日に強烈な宣戦布告です！ボクシング史上最年長の世界タイトル奪取記録を持つバーナード・ホプキンスが48回目の誕生日となった1月15日に記者会見を行い、3月に対戦するタボリス・クラウドの印象と記録更新に向けた意気込みを語りました。

「オレと戦って引退に追い込みたいヤツや『ホプキンス、もう十分だろ』と声に出すボクシング関係者やファンがたくさんいることは百も承知だ。いいか、クラウド。おまえがオレを引退させたいなら、納得できるボクシングを見せてみろ。口先だけじゃ意味がないんだ」

「オレの人生は格下扱いの連続だった。本命だと思われたことなんか一度もないんだ。28年のボクシングキャリアで、まだ成し遂げていないことをすればするだけ、伝説として語り継がれる。おまえのタイトルを奪って、おしゃべりな『老いぼれ』じゃないことを証明するぜ」

【Photo:The Ring Magazine】

気合い入りまくりじゃないですか！48歳を迎えて、ますます血気盛んになった印象です。ケーキを前にファイティングプポーズを取る姿を目にして「こんなにケーキが似合わない人、初めて見たかも」とめちゃめちゃ失礼なことを思ってしまいました。

それと同時に「すごくサービス精神が旺盛で、どうすれば自分で自分の価値を高めることができるか、本当によく研究してるなあ」と改めて感心しちゃいました。セルフ・プロデュースのうまさはボクシング界で間違いなく3本の指に入りますね。

46歳4か月。最年長で世界タイトルを奪取したボクシング記録を持つバーナード・ホプキンスは「世界でただひとりのボクサー」です。しかも、3月9日（日本時間3月10日）に対戦するIBF世界ライトヘビー級チャンピオンのタボリス・クラウドに勝てば、自らの記録を大幅に更新します。

対戦が決まった当初、IBFがバーナード・ホプキンスをタボリス・クラウドの挑戦者として認めるかどうかを審議していましたが、正式に挑戦者と認めることが決まりました。バーナード・ホプキンスが勝てば、記録更新の条件がそろいましたね。

一方、タボリス・クラウドのプロモーターを務めるドン・キングは「クラウドは歴史を作ろうとしているんだ。古き者が去り、新しき者がやってきたとき、時代が移り変わる。ホプキンスに引導を渡す試合になるだろう」と語りました。

ドン・キングの挑発に対して、バーナード・ホプキンスは「ヤツが言うように、時は流れ続ける。でも、オレの敵は年齢じゃない。ヤツやクラウドが『おまえは勝てない』と言うたび、オレのモチベーションは上がり続けているんだ」と応戦しました。

自らの記録更新をかけてリングに上がるバーナード・ホプキンス。ボクシング界の「戦う伝説」は、24戦全勝19KOのパーフェクトレコードを誇るタボリス・クラウドに初黒星をつけ、チャンピオンベルトを腰に巻くことができるでしょうか？うわー、テンション上がってきました！

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