まさに正念場！ファン・マヌエル・ロペスはミゲール・ガルシアに打ち勝てるか？
自慢の強打は次世代のスーパースターに通用するのでしょうか？2階級制覇の実績を誇るファン・マヌエル・ロペスが6月15日（日本時間6月16日）に対戦する全勝チャンピオンのミゲール・ガルシアの対策と復活にかける思いを告白しました。
「ガルシアは、例えば、私が黒星を喫したオルランド・サリドと比べて、テクニックを重視するボクサーだね。練習したことをリングで忠実に実行するタイプだと思うよ。本能で戦うタイプのボクサーじゃないけど、とてもスマートな戦いを貫く強さがあるね」
「ガルシアは決して無理をしないタイプなんだ。無理な体勢からパンチを打ったりしない。逆に言うと、私がどうやって、彼の忠実なスタイルを崩せるかが勝負のカギになるんじゃないかな？大丈夫。『頭脳派』と呼ばれるボクサーを攻略するために練習を重ねてきたよ」
ファン・マヌエル・ロペスのコメントを目にして「めっちゃオトナになった気がする。冷静に分析してる印象だね」と思いました。全勝のミゲール・ガルシアが相手なので、もっとナーバスになっていてもおかしくないと思っていたのですが、「自分をきちんと見つめてる感」が出てますね。
ファン・マヌエル・ロペスにとって、ミゲール・ガルシア戦は、本人が語るように「キャリアで最も大切な試合」です。個人的に、ミゲール・ガルシア戦の結果が「キャリアを決定付ける重要な試合」になると考えています。
もしファン・マヌエル・ロペスがミゲール・ガルシアに勝てば、もともと人気のあるボクサーなので、再びスポットライトを浴びることは間違いないと思います。将来、フェザー級参戦がウワサされているノニト・ドネアとの対戦も現実味を帯びてきそうですね。
逆に、ミゲール・ガルシアに一方的に負けてしまうようなことになると、絶望的なダメージを負ってしまうかもしれません。正直なところ、ファン・マヌエル・ロペス陣営にとって「大きな賭け」に近いマッチメイクだと思います。
でも、オルランド・サリドに連敗を喫して、トップ戦線から滑り落ちてしまったイメージを回復する絶好のチャンスであることも間違いありません。「大きな賭け」ですが、勝てば、とてつもなく大きなリターンを手にできる「究極のサバイバルマッチ」ですね。
屈辱の敗戦をバネに復活を誓う「プエルトリコの強打者」。圧倒的な破壊力でボクシング界を震撼させたファン・マヌエル・ロペスは全勝のミゲール・ガルシアを撃破し、時計の針を巻き戻すことができるでしょうか？注目の新旧チャンピオン対決まで、あと3日です！
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