「軽量級最強の拳」は順調に回復!気になる次戦のターゲットは?
4階級制覇を成し遂げた「フィリピンの閃光」ノニト・ドネアが拳の負傷から順調に回復しているようです。2012年2月、ウィルフレド・バスケス・ジュニアと空位のWBO世界スーパーバンタム級タイトルをかけて激突したノニト・ドネア。9ラウンドにダウンを奪い、12ラウンド判定勝ちで4階級制覇となるタイトル奪取に成功しましたが、拳を痛め、回復具合が心配されていました。
「The Ring Magazine」の公式サイトによると、痛めた拳は順調に回復していて、5月、または6月に予定されている次戦に向けて練習を開始したようです。ノニト・ドネアがウィルフレド・バスケス・ジュニア戦の直後にグローブを外し、真っ赤に染まったバンテージを見たときは「骨折かな?」と心配した管理人。血管部分に裂傷を負ってしまいましたが、幸い骨に異常はなかったようです。よかった、よかった。
【Photo:The Ring Magazine】
骨に異常はありませんでしたが、裂傷部分に激しい痛みが残っているため、練習はエクササイズ中心で、グローブをつけた本格的な練習はまだまだ先になるようです。激闘から1週間で練習を再開したノニト・ドネア。激戦区スーパーバンタム級の制圧に向けて気合い十分ですね。
さて、「軽量級最強の拳」が順調な回復をみせ、次戦の予定が決まったことで、気になるのは対戦相手です。7度の防衛を重ねる「スピードキング」西岡利晃選手、「メキシコのやんちゃ坊主」ホルヘ・アルセ、そして、王座統一をかけて戦うリコ・ラモスとギジェルモ・リゴンドーの勝者(すでに試合は終わっていますが、後日WOWOWで放送されるので、結果は伏せておきます)がピックアップされています。
トップランクのプロモーターであるボブ・アラムCEOによると、ホルヘ・アルセが最有力候補だそうです。しかし、ノニト・ドネア本人が「危険な相手であることは十分承知しているが、ニシオカと戦いたい」と宣言にしているように、条件面で折り合いがつけば、アジア人ボクサーによる「スーパーバンタム級最強決定戦」が一気に実現する可能性もあります。
西岡利晃選手とノニト・ドネアの対戦が実現すれば、日本のボクシングファンにとって、とんでもないビッグマッチになりますね。日本ボクシング界を背負う西岡利晃選手と軽量級トップスターのノニト・ドネア。両雄が次戦で拳を交える可能性に期待しながら、今後の動向に注目しましょう。
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キャリア | ノニト・ドネア |