リチャード・シェイファー「バーナード・ホプキンスは記録更新を狙っている」

最年長で世界タイトルを奪取した「最強のオヤジ」がリングに帰ってきます！ゴールデンボーイ・プロモーションズCEOのリチャード・シェイファーが、バーナード・ホプキンスの再起戦を2013年3月に計画していることを明らかにしました。

「ホプキンスは3月9日（日本時間3月10日）にニューヨークのブルックリンで再起戦を行う予定だよ。彼は自身が持つ最年長で世界タイトルを奪取した記録を打ち破ろうとしているんだ。対戦相手は交渉中だけど、タイトルマッチになることは間違いないよ」

やる気満々じゃないですか！バーナード・ホプキンスのカムバックを耳にして「ホプキンス、47歳でしょ？あ、1月生まれなんで、タイトル挑戦するときは48歳になってるよ。何がすごいって、勝ちそうな気がするもんなあ」と記録更新を期待しちゃいました。

リチャード・シェイファーによると、バーナード・ホプキンスの対戦候補は世界ライトヘビー級タイトルを保持する3人の世界チャンピオン。WBA王者のベイブト･シュメノフ、IBF王者のタボリス・クラウド、WBO王者のネイサン・クレバリーです。

【Photo:The Ring Magazine】

なお、バーナード・ホプキンスがタイトルを奪われたWBC王者のチャド・ドーソンは、プロ初黒星を喫したジャン・パスカルと2013年3月に再戦を行う可能性があるので、バーナード・ホプキンスのターゲットから外れているようです。いずれにしても「世界タイトル挑戦」が再起戦の絶対条件であることは間違いなさそうですね。

リチャード・シェイファーの口ぶりからすると、第1候補はWBO世界ライトヘビー級チャンピオンのネイサン・クレバリーだと予想しています。また、バーナード・ホプキンスのボクシングを考えると、強打は要警戒ですが、WBA王者のベイブト･シュメノフも相性は悪くない気がします。

バーナード・ホプキンスが再起戦を行う理由は「記録更新」で間違いないはずなので、12ラウンド戦うことを想定して、ベルトを奪取する可能性が一番高いチャンピオンを選んでくるはずです。輝かしい実績を誇るバーナード・ホプキンスだからこそできる「挑戦者が世界チャンピオンを指名する逆転現象」ですね。

2013年1月に48回目の誕生日を迎えるバーナード・ホプキンス。最年長で世界タイトルを奪取した「46歳4か月」のボクシング記録を自ら塗り替え、世界チャンピオンに返り咲くことができるでしょうか？「戦う伝説」の新しい伝説が生まれそうな気がします。

バーナード・ホプキンスの関連記事