2メートルの激突!ウラディミール・クリチコとマリウス・ワフのビッグな対決
「ヘビー級最強」の称号をほしいままにする3団体統一世界ヘビー級チャンピオンのウラディミール・クリチコが11月10日(日本時間11月11日)に全勝のマリウス・ワフを迎えてドイツのハンブルグで防衛戦を行うことが決まりました。
WBA、IBF、WBOの3本のベルトを手にするウラディミール・クリチコは、2004年4月の試合を最後に、8年間負け知らずの快進撃を続ける「ウクライナの大砲」です。強打と冷静さを兼ね備えた盤石のボクシングでヘビー級のトップに君臨しています。
【Photo:The Ring Magazine】
「ヘビー級最強」のウラディミール・クリチコに挑戦するボクサーは、ポーランド出身のマリウス・ワフ。202センチの身長を誇る全勝のチャレンジャーです。アマチュア出身で、左ジャブから右ストレートのワンツーを得意としています。
202センチのマリウス・ワフ。身長198センチのウラディミール・クリチコより大きいじゃないですか!おおお、2人の平均身長は2メートル。文字通り、ビッグでヘビーな対決です。最近のヘビー級は本当に大型化していますね。
試合を観戦する限り、パワーもスピードもウラディミール・クリチコが一枚上手な印象ですが、ウラディミール・クリチコは「自分より長身のボクサーと戦うことは初めてだから、注意しないとね」と慎重な姿勢を貫いています。
また、ウラディミール・クリチコのトレーナーを務めるエマニュエル・スチュワードも「長身でパンチが切れるタイプのボクサーだから、難しい試合になるはずだ。スパーリングパートナーを見つけるのに一苦労だよ」とマリウス・ワフを警戒しています。
ウラディミール・クリチコにとって、マリウス・ワフ戦は、WBAが3度目、IBFが13度目、WBOが9度目の防衛戦。WBCチャンピオンで兄のビタリ・クリチコと「クリチコ時代」を築き、ベルトを独占するウラディミール・クリチコが防衛に成功するのでしょうか?
それとも、世界タイトル初挑戦となる全勝のマリウス・ワフが「クリチコ時代の終焉」を告げる勝利を手にして、ポーランド人初のヘビー級チャンピオンに君臨するのでしょうか?ヘビー級の将来を左右するビッグでヘビーな対決から目が離せませんね。
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キャリア | ウラディミール・クリチコ |