オリンピックはスーパースターの扉?プロに転向した輝けるメダリスト
ロンドンを舞台に繰り広げられるオリンピックのボクシング開幕戦が直前に迫ってきました!オリンピックでメダルを獲得して、プロへ転向する流れが主流になっているボクシング界にとって、オリンピックは未来のスーパースターを発掘する絶好のチャンスです。
オリンピックでメダルを獲得したボクサーは、プロ契約を結ぶとき、金銭面をはじめ、多くの条件で優遇されるので、オリンピックのメダルは「スーパースターの約束手形」と言われています。世界中のボクシング関係者とファンがメダリストに注目しているんです。
ボクシング界で活躍する選手の割合から考えると、オリンピック出身のメダリストの比率は決して高いわけではありません。しかし、ボクシング界を代表する数々のビッグネームがメダルを獲得しているんです!まさに「スーパースターの登竜門」ですね。
オリンピックでメダルを獲得したボクシング界のスーパースター
ローマ (1960年) |
モハメド・アリ(ライトヘビー級・金メダル) |
東京 (1964年) |
ジョー・フレージャー(ヘビー級・金メダル) |
メキシコ (1968年) |
ジョージ・フォアマン(ヘビー級・金メダル) |
モントリオール (1976年) |
シュガー・レイ・レナード(ライトウェルター級・金メダル) マイケル・スピンクス(ミドル級・金メダル) レオン・スピンクス(ライトヘビー級・金メダル) |
ロサンゼルス (1984年) |
パーネル・ウィテカー(ライト級・金メダル) イベンダー・ホリフィールド(ライトヘビー級・銅メダル) |
ソウル (1988年) |
レノックス・ルイス(スーパーヘビー級・金メダル) ロイ・ジョーンズ(ライトミドル級・銀メダル) |
バルセロナ (1992年) |
オスカー・デラホーヤ(ライト級・金メダル) |
アトランタ (1996年) |
ウラディミール・クリチコ(スーパーヘビー級・金メダル) フロイド・メイウェザー(フェザー級・銅メダル) |
シドニー (2000年) |
ギジェルモ・リゴンドー(バンタム級・金メダル) |
アテネ (2004年) |
ギジェルモ・リゴンドー(バンタム級・金メダル) ユリオルキス・ガンボア(フライ級・金メダル) アンドレ・ウォード(ライトヘビー級・金メダル) アレクサンデル・ポベトキン(スーパーヘビー級・金メダル) アミール・カーン(ライト級・銀メダル) |
ボクシングの本場として知られるアメリカ出身のボクサーが目立ちますが、オリンピック2連覇を飾ったギジェルモ・リゴンドーとユリオルキス・ガンボアはアマチュアスポーツ大国のキューバ出身、ウラディミール・クリチコはウクライナ出身、アレクサンデル・ポベトキンはロシア出身です。
こうして一覧にしてみると、ヘビー級の覇権がアメリカからヨーロッパへ移る流れや抜群のテクニックを誇るキューバ出身ボクサーの台頭が見えてきますね。アマチュアボクシングがプロボクシングの世界に大きな影響を与えている事実はとても興味深いと思います。
「スーパースターの登竜門」として注目されるオリンピック。未来のスーパースター候補に注目しながら、ロンドンを舞台に繰り広げられるアマチュア最高峰の戦いを楽しみましょう。日本代表の4選手が44年ぶりのメダルを獲得する可能性も十分にありますよ!
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