2014年も強かったフロイド・メイウェザーとウラディミール・クリチコ
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第4位のニコラス・ウォータースと第8位のテレンス・クロフォードは2014年に大躍進を果たしたスーパースター候補。同じスーパースター候補のミゲール・ガルシア、ダニー・ガルシア、キース・サーマンに比べて、ニコラス・ウォータースとテレンス・クロフォードの活躍が目立ちましたね。見事なKOで「新旧交代」をアピールした両雄のさらなる進化に期待したいです!
第5位は「完全復活」を印象づけた「パックマン」マニー・パッキャオ。2012年の「不運な転落」のきっかけとなったティモシー・ブラッドリーにリベンジを果たし、さらに、彗星(すいせい)のごとく現れた全勝のクリス・アルジェリから6度のダウンを奪う快勝で、世界中のファンを魅了しました。2015年は「究極のドリームマッチ」フロイド・メイウェザー戦を期待したいです!
第6位のウラディミール・クリチコと第7位のフロイド・メイウェザーは相変わらずの強さでした。圧倒的な強さゆえに「勝って当たり前」と言われる両雄ですが、2015年はどちらにとっても試練の1年になるかもしれません。後続の足音が大きくなってきた2014年。フロイド・メイウェザーとウラディミール・クリチコは2015年も「最強伝説」を継続できるでしょうか?
【フロイド・メイウェザーは全勝のままフィナーレを迎えることができるか?】
ランキング入りこそしていませんが、2014年はミゲール・コットとカール・フロッチの強さも印象に残る1年でした。どちらも1試合しか戦っていませんが、年間1試合でファンを魅了し、強烈なインパクトを残せるところは、さすが、スーパースターです。ベテランの健在ぶりを見せつけたミゲール・コットとカール・フロッチ。2015年は、ファン待望のメガマッチを期待したいです!
おしまいに「2014年」にこだわらない「パウンド・フォー・パウンド」を選ぶなら、今年もフロイド・メイウェザーを「王様」に選びます。マルコス・マイダナと2試合を戦った2014年は、フロイド・メイウェザーにとって、リスクの高い1年でした。両雄の実力を考えると「妥当な結果」に終わりましたが、2試合とも「一発もらうと、築き上げた、すべてが崩れる可能性」がありました。
そんなわけで、2014年はフロイド・メイウェザーにとって、心境の変化が表に出た1年だったと言えるかもしれません。2015年の秋に「2度目の引退」を予定している「パウンド・フォー・パウンド・キング」。再び全勝のままリングに別れを告げることがでしょうか?2015年は「最強伝説」のラストピースを埋めるマニー・パッキャオ戦を激しく期待したいです!