伝説の序章にしたいロバート・ゲレロか？復活を証明したいアンドレ・ベルトか？

4階級制覇の実績を誇る技巧派サウスポーのロバート・ゲレロと破壊力抜群のパンチで世界中のボクシングファンを魅了するアンドレ・ベルトが激突するウェルター級決戦まで2週間を切りました！楽しみな対決が迫ってきましたね。

11月24日（日本時間11月25日）の対戦を控え、ロバート・ゲレロとアンドレ・ベルトが心境を告白。まずは1年2か月ぶりの復帰戦となるアンドレ・ベルト。ドーピング検査で陽性反応が認められ、出場停止処分を受けていた強打者がリングに戻ってきます。

「最近の1年は本当に苦しい日が続いたよ。検査結果について説明するチャンスさえもらえなかったからね。やっとリングに戻れることを心から楽しみにしているんだ。以前と変わらぬパワーとスピードで攻撃的なボクシングをすることを約束するよ」

【Photo:The Ring Magazine】

一方、ロバート・ゲレロは2012年7月に行われたセルチュク・アイディン戦で見事に4階級制覇を達成しました。さらなるビッグマッチを見据えるロバート・ゲレロはアンドレ・ベルト戦を「本当の戦い」と位置付けているようです。

「最近の『パウンド・フォー・パウンド』の上位にランクされるボクサーはみんなビッグネームとばかり試合をしたがっているね。その階級の本当に強いボクサーや手強いボクサーを避けたがっているんだよ」

「でも、私はお金や名声のために戦ったりしない。伝説を刻みたいんだ。だから、アイディンと戦ったんだよ。アンドレ・ベルトやビクター・オルティス、フロイド・メイウェザーさえ対戦を嫌がったアイディンとね」

「1年半でスーパーライト級、ウェルター級と2階級上げたことで『ゲレロはウェルター級のパンチに耐えられない』なんて言う人がいるけど、冗談じゃないね。アイディンの強打に耐えたことを忘れたのかい？これからも各階級で強いボクサーを打ち破って、確かな足跡を残すつもりだよ」

「ウェルター級は最も強豪が集まる階級だと思う。だからこそ、私はウェルター級へ参戦することを決めたんだ。世界中のボクシングファンは強いボクサー同士が激突する『本当の戦い』を期待しているんだよ。誰かがその扉を開けなきゃね」

ライト級、スーパーライト級で強豪と呼ばれるボクサーと対戦を希望しながら、逃げられ続けた結果、ウェルター級へたどり着いたロバート・ゲレロ。復活のリングで存在感を証明したいアンドレ・ベルト。序盤から激しい試合になりそうな雰囲気です！

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