マニー・パッキャオ「配分が低くてもフロイド・メイウェザーと喜んで戦う」

ボクシング史上2人目の6階級制覇を成し遂げたマニー・パッキャオ。世界中のボクシングファンが期待する「パウンド・フォー・パウンド決定戦」の実現に向けて、ライバルのフロイド・メイウェザーより低いファイトマネーの配分で試合を受けること明言しました。

「メイウェザー戦はぜひ実現したいと思っているんだ。私のファイトマネーの配分がメイウェザーより低くても構わない。45対55の配分なら、メイウェザーと喜んで戦うよ」と具体的な数字を提示し、フロイド・メイウェザーに対戦を呼びかけました。

【Photo:The Ring Magazine】

マニー・パッキャオとフロイド・メイウェザーは過去に何度も対戦交渉を重ねてきましたが、いずれも実現にいたりませんでした。マニー・パッキャオがファイトマネーの配分を具体的に提示したことで、実現に向けて歩み寄りがあるかもしれませんね。

過去を例にすると、マニー・パッキャオとフロイド・メイウェザーの対戦実現に向けた障害は大きく分けて3つあります。まずは、ファイトマネーの配分。続いて、プロモーターの意向。おしまいに、ドーピング検査です。

ファイトマネーの配分は、フロイド・メイウェザーがこだわっている条件で「地球上でオレと対等のファイトマネーで戦えるボクサーなんかいない」と豪語しています。

フロイド・メイウェザーと並んで、驚異的なPPVの売り上げを誇るマニー・パッキャオが「メイウェザーより低い配分で戦っても構わない」と断言したことで、ファイトマネーは歩み寄る可能性が高くなってきました。

【Photo:The Ring Magazine】

また、プロモーターに関しては、マニー・パッキャオをプロモートするトップランクのボブ・アラムが、フロイド・メイウェザーが友人の50セントとTMTプロモーションズを立ち上げたことを高く評価していることから、こちらも歩み寄りがありそうです。

最大の障害となっているドーピング検査についても、マニー・パッキャオが「メイウェザーが希望する形で問題ないよ。試合当日の夜に検査をしたって構わない」とコメントを発表し、大きな歩み寄りをみせています。実現しそうな雰囲気になってきましたね！

マニー・パッキャオの7年ぶりの敗戦をきっかけに、実現へ向けて動き出した「パウンド・フォー・パウンド決定戦」。マニー・パッキャオは12月8日（日本時間12月9日）のファン・マヌエル・マルケス戦をクリアして、頂上決戦へ駒を進めることができるでしょうか？

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