負けなしの「聖地」凱旋で王座返り咲きを目指すミゲール・コット

再起を目指すミゲール・コットが無敗の「聖地」でタイトル奪取を宣言です！プエルトリコ出身のミゲール・コットが12月1日（日本時間12月2日）にニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで行われるオースティン・トラウトとの世界タイトルマッチを控え、心境を語りました。

「第二の故郷に戻って試合ができることに興奮しているよ。マジソン・スクエア・ガーデンは特別な空気を感じる特別な場所だからね。大勢のファンの後押しがモチベーションを高めてくれるんだ。トラウト戦は大きな挑戦だけど、王座返り咲きを果たせると信じているよ」

3階級制覇の実績を誇るミゲール・コットは、過去に9回ニューヨークで試合をして、結果は9戦全勝。ミゲール・コットは「ボクシングの聖地」ニューヨークで一度も負けたことがないんです！

しかも、撃破したボクサーは、ポール・マリナッジ、ザブ・ジュダー、シェーン・モズリー、ジョシュア・クロッティ、ユーリ・フォアマンという名立たる強豪ばかり。プロ初黒星を喫したアントニオ・マルガリートにもマジソン・スクエア・ガーデンで行われた再戦でTKO勝ち。リベンジに成功しています。

ミゲール・コットは、プエルトリコ系のボクシングファンがたくさんいるニューヨークで絶大な人気を誇ります。アントニオ・マルガリートとの再戦は17000席を超えるチケットが飛ぶように売れ、「ニューヨークで最もチケットを売ることができるボクサー」として、プロモーターやテレビ局から最大級の評価を受けています。

【Photo:The Ring Magazine】

2012年5月に行われたフロイド・メイウェザー戦で完敗を喫したミゲール・コットにとって、「聖地」ニューヨークで再起戦を行い、しかも、いきなり全勝のオースティン・トラウトが持つ世界タイトルマッチに挑戦することが大きなモチベーションになっていることは間違いなさそうですね。

一方、悲願のビッグマッチのチャンスを手にしたWBA世界スーパーウェルター級チャンピオンのオースティン・トラウトも気合い十分！プエルトリコが誇るビッグネームに敬意を払いながらも、世界中のボクシングファンが注目するミゲール・コット戦を未来を切り開く絶好のチャンスと考えているようです。

「コットについて、いまさら説明する必要はないだろうね。彼は勇敢なチャンピオンで、過去10年で最も優れたボクサーのひとりだよ。でも、私が優れたボクサーであることを世界中に証明できる絶好のチャンスだ。試合が待ちきれないよ」

抜群の人気を誇るミゲール・コットと全勝チャンピオンのオースティン・トラウトが激突する「聖地決戦」。再起を目指すミゲール・コットは、サウスポーの特徴を生かした懐の深いボクシングで相手の長所を消し去るオースティン・トラウトから世界タイトルを奪取することができるでしょうか？

派手さはありませんが、オースティン・トラウトは手強いですよ。ミゲール・コットを応戦しているファンにとって、少し心配な再起戦になる可能性もありそうですね。うーん、オースティン・トラウトは決して戦いやすいボクサーじゃない気がするなあ。

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