3階級制覇を成し遂げた「シュガー」シェーン・モズリーが40歳で引退へ
3階級制覇の実績を誇るシェーン・モズリーが19年のプロボクシング生活に別れを告げようとしています。
「The Ring Magazine」の公式ホームページによると、シェーン・モズリーは正式に引退し、今後はプロモーターとしてボクシング界に尽力しながら、アマチュアで活躍する息子のシェーン・モズリー・ジュニアをサポートするようです。
「シュガー」のニックネームで親しまれているシェーン・モズリーは、ライト級、ウェルター級、スーパーウェルター級の3階級で戴冠を果たしたスピードスター。ボクシング史上初の6階級制覇を成し遂げた「ゴールデンボーイ」オスカー・デラホーヤを2度撃破した唯一のボクサーとして不動の地位を確立しました。
【Photo:The Ring Magazine】
オスカー・デラホーヤやアントニオ・マルガリートを打ち破り、世界中のボクシングファンに実力を証明してきたシェーン・モズリー。しかし、2009年1月以降は勝利に恵まれず、40歳でリングに上がった2012年5月のサウル・アルバレス戦がプロボクサーとしてのラストマッチになりました。
シェーン・モズリーが最後の試合で戦ったサウル・アルバレスは息子のシェーン・モズリー・ジュニアと同じ21歳。息子と同じ年齢のボクサーに負けたシェーン・モズリーは、サウル・アルバレス戦の直後に行われたインタビューで「21歳の若者に完敗したよ。プロモーターとして活動する時が来たかもしれないね」と発言し、動向が注目されていました。
【Photo:The Ring Magazine】
引退後にサポートする息子のシェーン・モズリー・ジュニアは2016年にブラジルで開催されるオリンピックの出場を目指すアマチュアボクサー。オリンピック後はプロ転向が噂されているので、もしかすると、シェーン・モズリー・ジュニアがプロのリングでサウル・アルバレスと対決する日が来るかもしれませんね。
プロで19年間、アマチュアを含めると32年間リングに上がり、世界中の強豪と戦い続けてきたシェーン・モズリー。スーパースターの引退はいつでも寂しいものですが、これからも抜群の知名度と人気を生かしてボクシング界を盛り上げてほしいですね。数々の名勝負をありがとう!
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キャリア | シェーン・モズリー |