アントニオ・マルガリートが「体の衰え」を理由に引退へ
ウェルター級を主戦場に活躍した元世界チャンピオンのアントニオ・マルガリートがフェイスブックで引退を発表しました。「Ring Magazine」の公式サイトによると、引退の理由は「体の衰え」。18年のプロボクシング生活に終わりを告げました。
「ボクシングの世界で成功を収めるためのレベルが保てなくなったときが、リングを去るタイミングだ。家族やチームスタッフには以前からそう伝えていた。情熱は衰えていないが、引退するときが来たことを受け入れなければならない」と引退を迎えた経緯を説明しました。
「ティファナのトルネード」のニックネームを持つアントニオ・マルガリートは、激しい打ち合いを好む勇敢なファイトスタイルを貫きながら、世界ウェルター級タイトルを3度獲得。「打っても打たれても強いタフなボクサー」の代表格として、母国メキシコを中心に絶大な人気を誇りました。
【Photo:The Ring Magazine】
最も印象に残っている試合は、アントニオ・マルガリートがミゲール・コットに初黒星をつけたタイトルマッチです。管理人が熱烈に応援しているミゲール・コットがアントニオ・マルガリートのプレッシャーに押し潰された試合を観戦しながら、「あああ、コットがやられちゃった。マルガリート、めっちゃタフやん」と驚異的な打たれ強さに舌を巻いた試合でした。
「私を支えてくれたチームのスタッフとプロモート契約を結んでいるトップランクのスタッフに感謝したい。彼らのおかげで、自分の家や車を持つことができた。世界中を旅することができた。家族により豊かな暮らしをさせたいという夢が実現したよ」
「私の家族にも感謝したい。大きな愛と献身的なサポートをありがとう。調子が良いときも悪いときも変わらず、私を支えてくれた。おしまいに、私のファンに感謝したい。いつも応援してくれてありがとう。ファンがいなかったら、アントニオ・マルガリートは存在しなかっただろう」
家族やチームスタッフ、プロモート契約を結んでいるトップランク、そして世界中のボクシングファンに感謝を伝え、18年のプロボクシング生活に別れを告げたアントニオ・マルガリート。「ボクシング史上屈指のタフネスを誇るボクサー」に大きな拍手を。ボクシングの真髄を教えてくれてありがとう!
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キャリア | アントニオ・マルガリート |